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西鉄5000形

2006-07-19 | 鉄道[九州・私鉄等]
MAKIKYUのページでは時折関西私鉄の車両を紹介してきましたが、大手私鉄を取り上げるとなるとここも忘れては…という事で今日は西鉄電車の紹介です。

西日本[Nishi-nippon]鉄道(西鉄)は日本最大のバス事業者として知られ、鉄道より路線バスの台数や収益が上回っている事で有名ですが、鉄道も日本の大手私鉄15社の1つに数えられ、また九州唯一の大手私鉄でも有名です。

西鉄電車は過去に北九州や福岡の市内電車も運行していましたが、現在運行している路線は福岡の中心・天神[Teijin]から南へ、熊本県との県境に位置する大牟田[Omuta]までを運行する標準軌(線路幅1435mm)の天神大牟田線(大宰府[Dazaifu]・甘木[Amagi]両支線を含む)と、福岡市北部の貝塚[Kaizuka]~津屋崎[Tsuyazaki]までを運行する狭軌(線路幅1067mm)のローカルムード溢れる宮地岳[Miyajidake]線に大きく分けられます。

この内、天神大牟田線の主力車両として活躍する車両が今日紹介する5000形で、この車両は1970~80年代にかけて製造された両開き3ドアの通勤電車で中堅格とも言える存在ですが、西鉄で最も数の多い車両で、普通から特急まで各種別で活躍しています。

この車両は西鉄の車体幅が狭いので馬面の様な感じで、また前面形状も運転席側の窓が大きい左右非対称となっているのが特徴ですが、このスタイルは同系の後に製造された6000形にも受け継がれています。

またこの車両は下回りに三菱製の機器を用いている関係か、走行音が最近引退した小田急9000形を思わせる感じで、MAKIKYUが初めて九州を訪れてこの車両に乗車した時は随分親しみを感じたものです。

皆様も九州を訪問された際は、是非西鉄電車にご乗車されては如何でしょうか?