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夏休み電車教室

2006-07-10 | 北総監獄
「MAKIKYUのページ」で時々取り上げてきた、首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を走る「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)ですが、夏休みに小学生向けに電車教室を開催する様で、その掲示がMAKIKYUも止む無く利用せざるを得ない、北総監獄中央駅に出ています。

この「開発を止めた某鉄道」では恒例の白黒釈明広告とよく似た感じの広告ですが、社名表記の脇には、今年導入された最新型車両7500形で使われているダサいHOK'SOロゴが使用されています。

また電車のイラストは自社の車両が余りに酷すぎて表に出せずに、代わりに親会社の最新型らしき車両のイラストが使われているのかと思いましたが、よく見ると側面に翼の様な訳の分らないモノが描かれていますので、一応この「開発を止めた某鉄道」の最新型車両の様です。(その割には、前面のダサいHOK'SOロゴがありませんが…)

ちなみに「夏休み電車教室」ですが、明日(7月12日)から電話で受付を開始し、開催日は7月26日~8月10日までの水・木曜日、参加対象は小学生(3年生以下は保護者同伴、小さいお子様は要相談)となっており、誰でも参加出来る訳ではありませんので注意が必要です。

参加費用は大人1000円、小人500円となっていますが、これはどうやら運賃と車両基地入場料であると見てよさそうです。
(お土産なら小人半額という事はないでしょうし…これは売れ残りのHOK'SOグッズ?)

先着順で定員に達した時点で受付終了となる様ですので、参加を希望される方は早めに申し込まれた方が良さそうで、また印西牧の原駅集合後、印旛車両基地に移動する様ですが、これがどのような手段となるのかも注目ですね。

ただこの電車教室に参加される方は、集合場所の印西牧の原駅までの交通費が結構かかり、小人でも他線の大人普通運賃を軽く超えますので、その点は注意が必要です。


MAKIKYUはこの電車教室の参加対象ではありませんが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方で、この電車教室に参加される方がいらっしゃいましたら、その様子等をコメント頂けると幸いです。
(もちろんその他の方も、この掲示や電車教室に関するコメントOKです)

北総監獄を走る電車~N:7500形

2006-07-10 | 北総監獄

今日は北総監獄(千葉ニュータウン)を走る電車を紹介します。

北総監獄を走る鉄道は、余りに高過ぎる運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)だけですが、この路線では現在「開発を止めた某鉄道」の車両をはじめ、乗り入れ先の事業者の車両も乗り入れてきます。

この新シリーズ「北総監獄を走る電車」では、他の乗り入れ先事業者も含め、会社名の代わりに運行番号に使われるアルファベットで表記させて頂きます。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、凡例は以下の通りです。

N:「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)←現在は「開発」の文字がないです
T:「某都交通局」(某営地下鉄)←いちょうマークの局です。日本にある「都」は?
H:「某急行電鉄」(大手私鉄)←東京~横浜・三浦半島方面へ向かう赤い電車
K:「某電鉄」(大手私鉄)←「開発を止めた某鉄道」の親会社・06年12月以降平日のみ乗り入れ

という事で、今日紹介するN:7500形は「開発を止めた某鉄道」の車両という事になります。

この7500形は、「開発を止めた某鉄道」の親会社(某大手私鉄)の最新型車両(新)3000形とほぼ(というより全く)同様の車両で、今年導入されたばかりですので、この「開発を止めた某鉄道」の中では現在最も新しい部類に属する車両です。

親会社の最新型車両との違いは、外観の帯色の違いとダサい「HOK'SO」ロゴ、それに先頭車側面の飛行機の翼らしき訳の分らないデザイン程度で、デザインや下回りは全く同じですので、白黒写真だとダサいロゴや飛行機の翼らしき訳の分らないデザインがなければ、親会社の最新型車両との違いは車両番号程度です。

乗り入れ先の路線と同様のデザインや下回りを用いて、塗装と内装を自社オリジナル仕様とした電車は最近各地で増えており、元が優秀な電車ならこれも歓迎ですが、この車両に至っては車内の化粧板や床材をはじめ、座席モケットやドアステッカーまで親会社の最新型車両と同一で、オリジナリティは0に等しい状況です。

敢えてオリジナリティを探そうにも、少ない中吊り広告を穴埋めする為(?)の、白黒の訳の分らないサービス釈明広告がある位で、あとは車両番号プレートが違う程度ですので、乗車していると腹立たしくなり、「親会社と内装が同じなら運賃も同じに」と言いたい所ですが、この「開発を止めた某鉄道」にそれを期待するのは無理そうです。

またこの車両の導入に伴って、現在「開発を止めた某鉄道」が北総監獄の開発を目論んでいた路線開通時(1979年)に導入された7000形と呼ばれる、内外共にやたら奇抜で、登場当時はつり革も無かったという電車が代替で廃車に追い込まれています。

しかし7000形はまだまだ使える車両ですし、莫大な負債を抱え、余りに高額な運賃負担を乗客に求めて、更には自治体が利用者に定期代補助まで行っているこの「開発を止めた某鉄道」の何処に使える車両を廃車にしてまで、新車を導入資金が何処にあるのやら…資金の在り処を知りたいです。
(それに「開発を止めた鉄道」で優等列車にもよく使われる花形7250形はまだまだ?こちらが本来先の気がするのはMAKIKYUだけでしょうか?)

ちなみにこの車両は、運賃が余りに高過ぎる「開発を止めた某鉄道」だけでなく、乗り入れ先の各線でも乗車できます。

MAKIKYUはわざわざ乗りに行く価値のある車両だとは思いませんが、もしこの写真を見てどうしてもこの7500形に乗車したい、と思われた方はそちらで乗られた方が、法外に高い運賃を支払わずに済むので無難です。
(東京都心をはじめ、羽田空港に出没する事もあります)

ただしこの車両の色違い、親会社の最新型車両(3000形)が「開発を止めた某鉄道」の行先(「印西」や「印旛」といった辺境の地名)を表示していた場合は話が別です。

以前何らかのトラブルが発生し、この車両が「開発を止めた某鉄道」に乗り入れた事がある様ですが、基本的に親会社の車両は現在乗り入れないので、これに遭遇した時だけは、法外に高い運賃を払ってでも「開発を止めた某鉄道」にわざわざ乗車する価値があるかもしれません。
(06年12月のダイヤ改正以降、K運用8両編成が乗り入れる様になりました。ただ親会社の新3000形は大半が6両編成で8両編成は1本だけ、しかも平日1往復のみですので、「開発を止めた某鉄道」ではかなり貴重な車両です)

今後もこの様な形で、「北総監獄を走る電車」N:T:Hの3社の車両をボチボチ紹介して行きたいと思います。
(06年12月のダイヤ改正以降は4社ですので、このシリーズも4社の電車にさせて頂きます)

「こんな鉄道取り上げるな!」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、良いものだけでなく惨状を伝えるのも、「MAKIKYUのページ」の一つの役割だと思っていますので、悪しからずご了承下さい。

注:06年12月のダイヤ改正で記事投稿時と状況が変わっていますので、それに関係する事柄を赤字で追記しています。