チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

おじいさんの子守り

2012年05月09日 | 香港

晴れ、27度、90%

 香港、朝から27度、昼間は30度を超すようになりました。日本の猛暑のように35度を超すことは少ない香港ですが、なんといっても、最低気温と最高気温の差が少ない。一晩中暑いのですから、疲れがどうしてもとれません。

 暑くなると面白い光景が見られます。スーパーなど冷房が効いた、誰でも人が入れる場所に、買い物をしている様子も無いお年寄りが、ブラブラ歩いています。しかも、かなり長い時間。涼んでいるわけです。住宅の家賃は世界一高いといわれ、確かに住民の生活も豊かになってきました。そんな香港にも、昼間クーラーを入れることが出来ないような生活をしている人たちがたくさんいます。しかも、住まいは皆コンクリートの箱です。

 田舎に行くと、大きなバニアンツリーの下の石のベンチにたくさんのお年寄りが、じっと座って涼んでいます。そう、香港は、日本に次ぐアジアの長寿国でもあります。若い人が、昼間働き出かけた後の、香港の田舎には、お年寄りと小さな子供しか残っていません。女性も働くのが当たり前のお国柄、出産後のお母さんも仕事に戻ります。

 チャウザイといって、産まれた直後から赤ちゃんの世話を専門にするお手伝いさんもいます。でも、そんなお手伝いさんを雇えるのは、一握りの人。やはり、昔ながらに家にいる年寄りが子守りをするわけです。

 ここは、香港島セントラル、 世界一長いといわれるヒルサイドエスカレーターの近くです。シャツ一枚のおじいさんが、よく太った赤ちゃんを抱いて、風が抜けるところを探していました。6ヶ月の男の子。手すりにつかまり、よじ上ろうとしています。

”元気ですね。”と声をかけた私に、歯の少なくなった口を開けて、笑ってくれたおじいさんです。この後、二人は、エスカレーターに乗って上に行きました。

 この子が、夏の暑い一日、おじいさんとこうして過ごしたことなど、覚えてはいないでしょう。このおじいさん、一緒にいるだけいいんだよ、そんな笑顔でした。

コメント (4)
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