チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

変色ビル 香港

2012年05月27日 | 香港

小雨、25度、92%

 香港セントラルの世界一長いと言われている、エスカレター。団体の観光客の観光コースにもなっています。下からずっと上ってきて、一方通行ですから、上り詰める前にバスが迎えにきています。日本、韓国、フランス、ロシアからの人たちです。時折、私、買い物の帰りに日本人の観光客の一団の後に付いて行きます。日本語が達者なガイドさんの説明を聞いていると、毎日見慣れたこの町が、なんだか違って見えます。

 ずいぶん上がったところに、一寸した踊り場があります。そこで、振り返り、セントラルの下町を一望すると、目の前にどんと構えているのが、 中環中心、[THE CENTER].というビルです。香港では、大きなビル、道は全て中国名と英語名が付いています。

 ガイドさん、「このビルは、夜ネオンが付くと色が七色に変わって、変色ビルと言われています。」との説明です。まだ、ネオンも付かない普通のビルを見て、まじめな日本人は、フーンと、関心顔です。

 そうか、変色ビルね、なかなかいいネーミングだわ、と思う私。確かに、このビルは夕方暗くなり始めたらネオンが付き、虹色に変わって行きます。高さも、香港で5番目、世界でも20番以内に入るというビルですから、向かいの九龍サイドからも、その色が変わる様子が見て取れます。七色に変わって行くこのビルが、まるで額絵のように、すっぽりと窓に納まっているところがあります。ちょうど、今、私が座っているこの部屋です。つまり、変色ビルの七色変化を、毎晩、ここに座って見ている訳です。

       

 こうして並べてみると、いいものですね。年に2、3度の花火の夜は、この変色ビル、普通の日と違います。いつもは、ゆっくりと変化するのですが、まるで花火に負けまいと、すごい速さで変色します。

 この変色ビルは、セントラルの市場の向かいにあり、郵便局が入っているので、普段着のままよく訪れます。インタランスはガラス張り、上を見上げると  ガラスと梁のきれいなコントラスト。今朝は、雨雲が深くたれ、尖塔部分はすっかり雲の中です。

コメント
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