晴れ、26度、87%
家人が先日、シンガポールからカヤジャムを買ってきてくれました。カヤジャムは、ココナッツミルクと卵と砂糖を煮詰めて作ったスプレッドです。そこに、パンダンという笹の葉っぱのような葉のエキスを混ぜます。パンダンは、甘い香りと緑の色付けのために使います。東南アジアのお菓子できれいな緑色をした物は、本来はパンダンで色付けする物です。でも、あまりに鮮やかな緑は、きっと人工着色料ですね。
シンガポールの特産かと思っていると、フィリッピンでも作っているようです。ここ香港でも、スーパーでお安く手に入れることが出来ます。ところがきれいな緑色。人工着色料で色付けされた物です。シンガポールやマレーシアでは、カヤトーストとして食べます。トーストにバターとカヤジャムを塗って、サンドにして食べるのが本式のようです。気軽なスナックのようですが、ラッフルズホテルのコーヒーハウスのメニューにもあるそうです。そこで、久々に食パンを焼くことに。
家人が帰国したおりに買ってきた、昭和製粉の強力粉を使ってみました。昭和製粉の粉を使うのは、初めてです。お願いもしないのに、よくいろいろなメーカーの粉を見つけてきてくれます。
昭和製粉のこの強力粉、すばらしく伸びがいい粉です。しかも縦によくのびてくれます。発酵中もいい香りです。
焼き上がりました。 オーブンの開く音がすると、 やっておみえになる方が、モモさんです。そりゃあ、これだけいい匂いですものね。このパン、若干うまみが少ないようですが、食パン向きの強力粉です。
ココナッツミルクが大好きな私、 自然のパンダンで色付けされたカヤジャムを、パンに塗る前にペロリ。甘みが程よくて、美味しい。カヤ、マレーシア語でリッチという意味だそうです。確かに豊かな香りです。