チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

正木春蔵の酒杯

2012年08月27日 | 身の回りのもの

晴れ、27度、62%

 日本酒を飲んでいる人を見ていると、舐めるように少しずつ嗜んで飲む人、クイッと杯を空ける人、それぞれです。日頃、せっかちだと思っているような方が、ゆっくりと杯を重ねたり、のんびりしてるなと思うような方が、思わずいいペースで飲んでいたりします。要するに、お酒は日本酒に限らず、楽しむものですから。

 私は、あまり日本酒を飲みません。それで、酒杯は、家人用にひとつずつ求めてきます。一個ですから、少々お高いものでも手が届くというもの。数あるうちで、正木春蔵さんのものは、この3点です。

  古九谷に習ったような、吉田屋風の緑鮮やかな、浅い杯です。このように口の拡がった浅めの杯、家人はあまりお好きでありません。そこで、杯としては、とんと出番が少なく、醤油皿に使ったりしています。

  深みがあるこちら、家人曰く、お酒が入るとこの緑が、とてもきれいに映るそうです。そうなんですよね、お酒を入れてみないと、解らない。口元に運んでみないと、口当たりは解らない。結局はお酒を飲まない人が、杯は選ばない方がいいのかもしれません。もっと大事なのは、お酒を飲まない人が造る杯は買わないことですね。正木春蔵さんは、ご自身お酒がお好きだと、何かで読みました。

  祥瑞のぐい飲み、家人が使っているのを見たことがありません。青の色が、薄いのです。それでも、私が、我が家の酒杯の中で一番好きなのが、この祥瑞。手の中に納まりもよく、絵の書き込みも とても気に入っています。

 焼き締めの徳利に唐津の杯なんて、言われていますが、お酒同様、好きずきに。

 昨晩、夕食の折、家人が、この冬は日本酒を飲んでみたらと誘ってくれました。それもいいですね。きっと日本酒を飲み始めたら、まずは、この祥瑞で。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする