チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

料理番組

2012年08月16日 | 日々のこと

曇り、25度、93%、シグナル1

 私が、香港にやって来た25年前、香港の4つしかなかったテレビチャンネルで唯一、料理番組と呼べる物がありました。方さんという中年の婦人が、中華の家庭料理を紹介していました。もちろん、地元の香港人向けの番組でした。彼女が、紹介した料理は、香港の家庭の夕飯になるので、スーパーでは、その日の材料が売り切れるとも聞きました。後に知ったことですが、方さん、香港の草分け的な料理家だそうです。見出しの写真は、本屋で方さんの本を撮ってきた物。眼鏡をかけているのが、方さんです。

 その方さんの料理番組を初めて見た時に、びっくりしたことがありました。料理をスタジオで作るのに、エプロンはしていません。野菜を切る手元の指には、大きな指輪。腕時計もしています。私が日本を出たのは80年代の終わり頃。グルメという言葉は既にありました。料理研究家なるものも、ちらほら出てきていました。でも、テレビの料理番組には、エプロンを付け、貴金属は身に着けない人が、料理を教えてくれていました。

 現在の香港、日本のテレビ番組は、民放もほとんど全て見ることが出来ます。我が家も、そのチューナーを買ってあるのですが、接続もしないままです。NHKワールドという衛星番組だけが、日本の番組です。ほとんどがニュース、しかも、日本語での番組は、ごく一部です。海外向けですので、日本の家庭料理を紹介する料理番組もあります。4月から新しい料理家がでてきました。料理家と作り方を習う若いタレントと二人で番組は進められます。会話は全て英語です。

 2週間ほど前のその番組で、料理家に習って、タレントが野菜を切るシーンがありました。大写しになった包丁に添えられた彼女の指は、山吹色のマニュキュアが施されていました。その日の、彼女の服装にマッチした色です。そして次は、真っ白いおにぎりの握り方を習っています。料理家の方も、いつも、今からお外に食事に行きますといった風情の服装に、地味ですがラメのマニュキュアです。この二人に、どこかの喫茶店でお会いしたら、センスのいい人だなと、感心したに違いありません。

 今週のこの番組、料理家が男性の番でした。やはりタレントの女性は、ブルーと黄色のマニュキュアをしています。ところが、キュウリを切る段になって、大写しの彼女の手は、薄いビニールの手袋がされています。やはり、どなたか私のように、きれいなマニュキュアの色に、違和感を覚えた人がいるのかもしれません。

 ちょっと気になって、アメリカではどうなのかな?と、料理家、生活クリエーターのマーサ シュツアートのチャンネルを開けてみました。たまたま、マーサとアメリカの料理家の大御所亡くなった、ジュリア チャイルドがアイオリーソースを作る番組でした。マーサは、短い爪に透明のマニュキュアをしているようです。ジュリアは、結婚指輪にいつもの大きなイアリング、でも、爪は短くマニュキュアはしていません。

 かくいう私、NHKの料理番組にでている若いタレントの女の子、好きなんですが。

コメント (2)
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