晴れ、28度、82%
ここひと月、毎日のようにクロスステッチを刺しています。部屋の壁に、また、クッションを新しくしようと必要に迫られてのことです。刺さなくなったら、一年以上も刺さないこともあります。久しぶりに刺そうかなと、糸や布を整えて、針山の針を手に取ると、錆び付いていることが度々ありました。何分にも、高温多湿の香港です。
たかが針と思うのですが、香港で売られている中国製やイギリス製の針は、日本の針程よくありません。刺繍用の針ばかりでなく、ミシン用も普通の縫い針だって、日本の針はよく出来ています。針の比較なんて、きっと日本に住んでいたら思いも着かなかったことです。錆びた針は、当然捨てなくてはなりません。針を上手に仕舞っておく方法を考えていました。そんなとき知ったのが、ニードルブック。昔は、針は貴重な物だったので、ヨーロッパでは、それぞれが、こんな小さな針用の入れ物を持っていたそうです。
使わない針は、フェルトに刺しておきます。閉じた状態で、10センチ6センチほどの小さい物です。 4カ所刺せるようにしてあります。
フェルトとスカートの残り布で、チクチクと作りました。ニードルブックを作ってから、針を錆び付かせることがなくなりました。今刺している物が終われば、針は勢揃いして、このニードルブックに納まります。