曇り、24度、80%
ココナッツとカレーと言えば、タイカレーを思い浮かべます。ところが、東南アジアには、ココナッツとカレーを合わせる料理が、沢山あります。似たものかというと、それが宗教の違いもあって、食べてはいけないものなどがあり、微妙に違うのです。昨日、香港、秋の気配を感じながらも、気温は、この夏最高を記録しました。やはり、カレーが食べたくなります。
カレーうどんなる、カレーとヌードルを合わせたものもありますが、ほとんどはご飯と合わせるものが多い中、たっぷりのカレースープに入ったこのラクサ、ココナッツの香りがお好きなら、気に入ること請け合いです。
マレー料理で、シンガポール、マレーシア、インドネシアのストリートフードです。香港でも、このラクサを食べさせる店があり、人気の店の昼食時は、長蛇の列です。その上、インドネシアからヘルパーとして香港に来ている人も多いので、簡単にラクサを作れるペーストも容易に手に入ります。
麺は、チャンポン麺のようなものと ビーフンを使ったものとあり、お好みで選べます。地元では、このチャンポン麺とビーフンを半々にして出してくれる店もあるそうです。具材は、 もやし、薄揚げのサイコロのようなものは定番。エビや鶏肉、かまぼこのような練り物と様々です。
マレー系の人たちは、宗教上、豚肉は食べません。スープは魚介類から取るのが一般的だそうです。ペーストを、水とココナッツミルクで溶きスープを作ります。麺と、もやしなどは湯がいてざっと油を落として、スープと合わせるだけです。 唐辛子がギラギラしていますが、口の中ものど越しも辛くはありません。ところが、食べ進むうちに、汗がジワリジワリと出てきます。もっと、刺激的な味にしたいなら、赤唐辛子の輪切りや、エビのペーストに唐辛子を練り込んだものを、少しずつ加えて食べます。
今回使った、ラクサペーストはマレーシア産。香港、このラクサペーストもいろいろあります。この暑いうちに、食べ比べてみましょう。