チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

青梅、青枇杷そして花蘇芳

2016年04月07日 | 日々のこと

雨、22度

 昨夕から降り始めた雨は、夜半過ぎから強い降りに変わりました。雨が瓦を打つ音がはっきりとと聞こえるほどです。陽が上る前のこの時間やっと小降りに変わりました。

 日本の家に帰って来ると、庭を見るのが楽しみです。いえ、驚くこともあります。私の背丈以上に伸びた庭の草達、暖かくなると人がいないのをいいことに思い切り手足を伸ばしているようです。寒い中に花を付けた梅や枇杷が実を結んでいます。 

 池の横のあった古い梅の木の実から実生で育ったと聞く、この梅。 なんだか実は丸くありません。まわりの木に負けじと日向に枝を伸ばしています。2月に戻った時にはまだ小さな莟の花にうぐいすが数羽集まっていました。今度帰って来たら、大きく膨らんでくれているはずです。梅酒でも漬けてみようかなあ。

 私が小さい頃は、立ったまま実に手が届いた枇杷。ひょろひょろと背ばかり伸ばして、造園の人はこの木を抜く予定にしていました。実を付ける木を伐りたくありません。地味な花とは思えないような花を寒い最中に咲かせる枇杷も実を付けています。 売るための枇杷の実は、おそらく花が間引きされるのでしょうが、自然にしておくと集まったようなまま小さな実を付けます。この実の近くに小さな虫がいるらしく、ヒヨドリのような鳥が盛んについばんでいました。枇杷の実も、次ぎに来た時には黄色く色付いているはずです。背が高い枇杷の木、2階のデッキから手を伸ばして実を取るしかないようです。少しばかりなら、鳥達にお裾分けしてあげようと思います。いえ、私が鳥達からお裾分けにあずかる方かもしれません。

 玄関脇の花蘇芳は見事に花をつけています。ふくよかな花蘇芳の花、枝からそのまま花を咲かせます。古色にもある蘇芳で染めた色に花の色が似てることから、花蘇芳と名付けられたと、母から何度も聞かされましたっけ。この蘇芳色、日本の色だと見上げます。 蘇芳色の着物はもう無理かもしれませんが、帯締め一本で華やかになりそうな気がします。

 雨の音が聞こえなくなりました。週末までとみんなが願ってた桜もこの雨で散ってしまったのではとまだ暗い外を見遣ります。暖かな朝です。昼過ぎには、福岡をあとにモモさんの元に戻ります。

 

コメント
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