小雨、23度、88%
桜の季節も移ろい始めています。北海道に桜の花が咲くのは5月の初めだそうです。今年も友人が、桜の咲き初めから八重桜まで京都の景色とともに写真をほぼ毎日見せてくれます。ぽってりした八重桜を見ていると、やっぱり桜餅を食べなくてはと思います。花より団子です。
香港でも日本からの冷凍した桜餅が売られています。でも、おあんの用意さえあれば桜餅はあっという間に出来ます。おあんに道明寺粉、桜の葉っぱ。おあんは冷凍庫にあるし、道明寺粉は袋半分だけど10個ぐらいは作れそう、葉っぱも充分。という訳で、早速。水を充分含ませた道明寺粉を蒸し器にかけている間、あんを火取ります。蒸し上がった道明寺粉を蒸らして、あんこを丸めて、熱々と思いながら道明寺粉に包みます。水に取って塩抜きした桜の葉っぱに包めば出来上がり。
最近は道明寺粉を電子レンジで蒸す方法もあるそうです。そうなるともっと手軽に出来る桜餅です。桜餅いたって簡単に出来るのですが、ひとつ腐心するのが桜色。ピンクにほんのり染めたいのに、加減で色濃く染まったりします。 桜の葉っぱから見える桜餅のピンクの色には気を遣います。二枚葉っぱを重ねて包むもよし、一枚でくるんと包むもよし。お茶と一緒に頂いた桜餅、実はまだほんわかと暖かな桜餅でした。暖かな桜餅もまたおいしい、お家で作ったからこそ暖かな桜餅が食べれます。塩漬けされた桜の葉っぱは、生のときよりもいい香りを発します。桜餅と思うのはこの葉っぱの香りを思い出した時。今年はいい色に染まった桜餅でした。