曇り、23度、84%
台湾からのお土産でパイナップルの干した物を頂きました。頂戴するとき、彼女は「果物を干した物です。」とおっしゃいました。頂き物を手に家に帰るミニバスの中、私の大好きな台湾のお菓子「パイナップルケーキ」の匂いがします。16人乗りの小さなバス、誰かが食べてるのかなと周りを見回しますがその気配はありません。匂いの元は私の膝の上の紙袋、開けてみると果物の干した物はパイナップルでした。
台湾には野菜や果物を干してチップにしたものがよく売られています。随分以前、人参と蓮根の干した物に凝った時期があります。台湾に行く楽しみのひとつが人参、蓮根チップでした。流石の私も、人参や蓮根はケーキに入れようとは思いませんでしたが、かじっても柔らかなほんのりと酸っぱい干したパイナップル、バターケーキに入れて焼くことにしました。
このケーキ、お礼に使おうと思うのでクグロフの型で焼きました。イーストは使わず、普通のバターケーキです。バターケーキ、カトルカールやパウンドケーキと呼ばれる物ですが、ボロットした重い生地になりがちです。ふんわり仕上げていときは、バターにしっかりと空気を含ませるようにするといいようです。
焼き上げた翌朝、つまり昨日の朝一番に郵便局に出しに行きました。夕方の飛行機に乗って夜中には日本に着いたようです。こんな焼き菓子を日本に送れるのも、この時期までです。今日、明日中にお手元に届けば、傷んでいることもないと思います。
大目に生地を作って、我が家用にカップに入れて焼きました。今、朝ご飯にモモさんとちょっと酸っぱいケーキを食べています。コーヒーよりも薄めに入れた紅茶の方が合うケーキです。