小雨、ガス、21度、98%
昨晩、熊本県熊本地方を震源とする地震があったのをまず知らせてくれたのは東京に住む息子でした。福岡に住む祖母の安否を気遣い電話をするけど繋がらないと言って来ました。私もすぐに電話をします。90歳近い義母です。連絡の手段は電話のみ、最初の電話では繋がりません。2度目、拍子抜けするくらいにのんびりと義母が電話口に出ました。ホッとします。
福岡は地震が少ない土地ですが、11年ほど前に玄界灘沖地震がありました。以来、福岡でも決して油断は出来ないと知ります。11年前の地震が起きるほんの数分前に私は福岡から東京に飛び立ちました。ちょうど香港から福岡、東京と廻る予定でした。東京に着き息子に電話すると福岡の地震を知らせてくれます。まず、一人暮らしの母に次に主人の実家に電話しますが共に繋がりません。幸いどちらの家も何事もありませんでした。母に電話が繋がった時のことを思い出します。まだ元気でしたね、「花瓶がひとつ割れたわ。」との声、懐かしい。たった11年前のことです。
昨晩は義母の声を聞くと安心してそのまま私は休みました。主人は時折まだ余震が続いているようだと枕元に知らせに来てくれます。お恥ずかしい話、いい気に朝まで休みました。起きて来て携帯の画面を見てびっくりします。私が福岡の出身だとご存知の方達からご心配のメッセージを沢山頂いています。福岡に住む友人は、「大したことがないから心配しなくてもいいよ。」と現場中継です。
昨晩、義母に電話が繋がらない数分間、連絡手段は固定電話、携帯の2つのみということに今更ながら気付きます。しかも携帯なんて何処かに置いたままです。今回は大事には至りませんでしたが、これから義母との連絡の取り方、何かあった時の対処の仕方を今一度考え直してみるつもりです。大雨、地震、そんな時、いつものことですが息子の祖母への対応の早さに感謝します。
昨晩、のうのうと休んでいる私に地震のご心配のメッセージをくださった方々、ありがとうございます。こんなお心遣いを受ける度に自分に振り返って恥ずかしく思うことしばしばです。亡くなった方が出ていると聞きます。先程も余震があったようです。熊本をはじめ近隣にお住まいの方達、お気をつけ下さい。