チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

久しぶりの食パンと型の話

2016年04月13日 | 日々のこと

雨、21度、99%

 主人に食パンを焼いて欲しいと言われたのは、もう2週間以上前のことです。頂き物の食べ物もあります。その上、私が焼いてみたいお菓子やらパンが優先されていました。もう一つ大きな理由がありました。焼いて欲しいと仰る割には、主人はあまり私の焼いた物を食べません。その上、年齢のせいか夫婦揃って食べる量が減って来ています。我が家のプルマン型(食パン用の型)は2斤。生地を1200グラム用意します。今まででしたらすぐになくなるところが、冷凍庫に小分けしても2週間近く持ちます。

 今使っているプルマン型は、もう30数年の付き合いです。私がパンを焼き始めた頃からずっとです。食パンがうまく焼けるようになるまで、何度失敗を重ねたか一番よくご存知なのはこの型です。でもそろそろ小さめの型に代えようかと考え始めました。たかだか型とお思いでしょうが、その型にピッタリの生地の量、焼き時間を掴むのにどれだけ苦労したことやら。先日、日本に帰国した折もプルマン型の前で悩みます。

 やっと決心してプルマン型を探しに出かけました。香港でも最近ホームベーカリーのおかげでパンを自宅で焼くのが流行っています。パン用の粉も選り取りみどりです。プルマン型、台湾製、中国製のペラペラな物ばかり、やっと新潟の燕三条で出来た日本製を見つけました。欲しい1斤型ですが、形がちょっと。プルマン型は同じ容量でも形が色々あります。私が使い続けている2斤型は30数年前のtakakiベイカリー(アンデルセン、リトルマーメイド)と同じ型です。食パンといえどもそれぞれのベイカリーが好みの縦横の長さの型を持っているそうです。形がねえと、悩みますがしっかりした作りのプルマン型です。燕三条で作られていることが気に入って、買って帰りました。型おろしをします。空焼きを二度繰り返している間にパン生地を仕込みます。1斤ですから、600グラム。

 焼き時間、窯延びの具合は様子をみながらです。まあまかな?

  左が30数年の2斤型。右が1斤型。2斤型もまだ使う機会があるので取って置きます。これからの主流は1斤型、どれだけこの1斤型でパンを焼くことやら、でも左の2斤型を超えることはないと思います。

 実はこのひと月、お菓子の型も大きいもの、数年使わなかったものの始末をしています。私がお菓子やパンを作り始めた30数年前は、ケーキのサイズは21センチが主流でした。パンもお菓子も今より大振りでした。最近はケーキは15~18センチ、パンだって小ぶりに変わって来ています。もちろん私達夫婦の食べる量が一番の理由ですが、作るもののスケールダウンを考えての整理です。型のスケールダウンとともに基本のレシピをその大きさに合わせて作り変えている最中です。24、21、18センチの三段のケーキを作ったのは息子の小学校の誕生日。思い出もある型ばかりですが、整理をする日はいつか来るだろうと考えていました。数少なくなった型でお菓子、パンを焼き続けます。

コメント
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