チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

レオナルド×ミケランジェロ展 三菱一号館美術館

2017年07月29日 | 日々のこと

曇、27度、85%

 主人にもらった一日半の休暇、まずは「ジャコメッティ展」へと行きました。観たい美術展は全部で4つ、特に行きたかったのは3つです。気温も高いし三連休の最終日です。順路を考えます。次に向かったのは、丸の内にある三菱一号館美術館です。「レオナルド×ミケランジェロ展」と謳われた素描の展示です。二大巨匠の素描を見比べてくださいという趣旨でしょうか。

 この展覧会の作品の詳しいことは今月号の芸術新潮にも詳しく載っています。私にはこうした展示を考えつかれたキュレーターの方が素晴らしいと思いました。素描を通してレオナルドとミケランジェロを見るわけです。この発想の面白さ、準備には大変なものがあったのではないかと思います。

 どちらの作品が好きか、人それぞれです。私は精緻なデッサンを見るのが大好きです。ラフなデッサンも好きです。デッサンを見ていると彩色を施される前の作家の思い入れが見えて来ます。 1985年、今はない西武美術館で観た「レオナルドダビンチ素描展」の図録です。この家の本棚におき忘れていたこの図録を見て、好きなもは変わらないと思います。この時の素描は人物はなく、機械や自然の素描が主体でした。

 今回は二人の同じような例えば女性の横顔、男性の後ろ姿などをどう表現しているか見比べることができます。尖筆の使い方、右利き左利きの違いから出てくる筆運び、影のでき方、精密な故に見事なまでに違いがわかります。

 三菱一号館美術館、面白い企画をしてくれます。絵画や彫刻をただ並べて観せてくれていた時代とは変わって来ています。最近の美術館行きは、私にこうした楽しさを運んでくれます。

コメント
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