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曇、24度、92%
50歳を過ぎた頃から塩気の強い食べ物が食べられなくなりました。干物や塩辛の類も一度お酒と真水で塩抜きをして食べるようになりました。外食の際も塩味がきついとお箸が進みません。塩味はお醤油、調味料全般の塩分です。言い換えると、味の濃いものは出来るだけ取らなくなりました。体の不調からではありません。
「梅干し」は口に含んだ時、酸っぱさが先に立つと食べれるのですが塩っぱいと思うとそれ切りです。いつ頃からか甘い「梅干し」が出始めました。市販の食品全体が昔に比べると甘い味付けに変化して来ています。塩を強くせずとも冷蔵庫などで保存可能だからでしょう。甘い「梅干し」はこれまた私の欲するものではありません。「梅の砂糖漬け」とも違う甘さです。「梅ジャム」「梅酒の梅」などはいくらでも食べますが、なぜか甘い「梅干し」は敬遠します。甘いのですがやはり塩っぽい。
3年前日本に帰って来て60歳にして初めて「梅干し」を漬けました。保存可能なギリギリのところまで塩分を落としました。10%以下の塩の量でした。にも関わらず塩気を強く感じます。いまだに納戸の棚の上です。そんな話を義母にしたところ、「この梅干しは美味しいよ。」といつも取り寄せている高価な「梅干し」を食べさせてもらいました。「南高梅」で作った「梅干し」でした。「南高梅」などというブランド梅は帰国後知ったものです。立派な大きな梅、義母の勧める「梅干し」を口に入れました。香りといい果肉の硬さといい「これなら食べれそう。」と思ったものの後味に甘さが残ります。原材料を見るとずいぶんのお砂糖が使われています。その上、蜂蜜コーティング。お値段を聞いてこれまた驚きました。「梅干し」の値段ではありません。
「梅干し」は必要不可欠な食べ物ではありませんが、あの酸味と香り、種の周りの美味しさを恋しく思います。やっと味の薄い甘さも強くない「梅干し」を見付けました。塩分5%まで抑えられています。「南高梅」ですがお手頃価格なのも嬉しい。蜂蜜入りと書かれていますがベタつきません。梅の香りがしっかりしています。
私の「梅干し」の食べ方は調理に使ったりご飯と一緒に食べるのではありません。いつもお茶受けです。 種までよくしゃぶって、お茶を一服。梅の美味しさが身体に染み渡ります。塩分が低いので壺に入れて冷蔵庫に入れてあります。久々の「いいもの見つけ」でした。
よろしくお願いいたします。
お待ちください。
私も塩っぱい物が苦手で、梅干しは正直好んで食べようとは思いません。それで恥ずかしながら、一度も漬けたことがありません。
その梅干し、メーカーや商品名、購入先 教えてください。
試してみます。