小雨、10度、60%
「バスクチーズケーキ」、上面が真っ黒に焦げたチーズケーキを食べたのは帰国した年の歳末でした。孫一家とチーズケーキ専門店でカットされたものをそれぞれが選びました。真っ黒に焦げてはいますが焦げ臭くもなく実は味も印象に残るものではありませんでした。その翌年あたりから、「バスチー」などと呼ばれブレイクし、コンビニでも売られるようになりました。初めて食べた時、「本当にバスク地方のケーキなのかしら?」と調べました。案の定、フランスとスペイン両方にまたがるバスク地方の郷土菓子ではありません。バスクのどこかのレストランが出しているお菓子です。いつか焼いてみようと思ったまま数年が経ちました。
昨日、クリスマスのために「パネトーネ」の仕込みをしました。ラムレーズンが残りそうです。冷蔵庫にはいつも「クリームチーズ」があります。お昼前です。まだおやつに間に合うと「バスクチーズケーキ」を焼き始めました。軽い感じに仕上げるか、重いチーズケーキにするか、粉の量を考えました。粉少なめ、卵白は泡立てずに合わせます。おまけにラムレーズンを入れました。 焼き上がりは、スフレのように膨れていますが、すぐにしぼみ始めます。中央はフニョフニョと柔らかです。冷ましていると、匂いで寝ていたココさんやって来ました。 ケーキの向こうでいつもの「ココ座り」をしています。冷ますこと2時間、ナイフに付かずにきれいに切り分けられました。 まだほんのりと生暖かな「バスクチーズケーキ」です。外側はしっかり固め、中は柔らかく2種類のチーズケーキを食べている食感です。ラムレーズンのおかげで味にメリハリが出ています。
ただいま、冷蔵庫で冷やしています。 今日のおやつはしっかりと固まった「バスクチーズケーキ」です。家で焼くと時間の経過でいろんな食感が楽しめます。甘さを少なく作ればワインのお供にもなりそうです。
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