曇、23度、94%
中国の四川で始まったとされる「担々麺」は夜泣き蕎麦のように街の外商の「汁なし」が起こりだそうです。麺をざっと皿に開け、調味料をふりかける「和え麺」です。「汁あり担々麺」の胡麻の濃厚な味と香りが好きですが、手軽にできる「汁なし担々麺」の味作りにハマってしまいました。
色々振りかけてはみたものの行き着いたのは「美味しいラー油」「美味しい黒酢」です。これに好みのお醤油があれば、茹で上げたまだ温かい麺に和えるだけです。トッピングに載せる挽肉だってシンプルにお酒とお醤油で炒めました。その方が麺も肉も味が引き立ちます。調理時間10分足らず、お腹をすかしていてもすぐに食べられます。
「美味しいラー油」は香りも大事です。匂いのないオイルに唐辛子の色、辛味、香りを閉じ込めます。赤唐辛子を砕いて水で練り、オイルを足しながら作ります。辛いのが苦手な方は唐辛子少なめで。綺麗な赤い色でオイルが染まる頃には台所がスパイシーな香りで満ちます。黒酢は中国産の方が酸味が少なくまろやかです。ピーナッツがあれば砕いて一緒に和えると味に深みが出ます。
日本は「麺大国」だと思います。麺好き国民、中華もイタリアンも日本の麺も町中麺を食べさせる店がたくさんです。美味しく「汁なし担々麺」を食べるにはもう一つ忘れてはいけないことがあります。麺を湯がいた後、水に晒さないで温かなままお皿に盛ってください。オイリーなタレの絡みがよくなります。お皿に向かったら、躊躇なく全部を混ぜて、お口にどうぞ。
私のタレに合う麺をただいま捜索中。
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