曇、17度、86%
3年前、この庭に最初に植えたバラは「モッコウバラ」でした。中国原産と聞きますが日本の方がよく見かけるバラです。丈夫で棘もなく育てやすいと本で読みました。しかも近所のお宅でも早春から垣根を飾っています。送られてきた「モッコウバラ」はひょろひょろの2メーターほどの苗木でした。その年はたった一つだけ花を咲かせました。植え付けたのは5月、そのひと夏で蔓を伸ばすは伸ばすは、目を見張ります。2年目には見事に花を咲かせました。一箇所からいくつもの蕾を出して、優しい黄色です。 今年もひと月前からたくさんの蕾をつけていました。「まだかな?まだかな?」と待ちました。
裏庭の一番奥まった所のフェンスに絡んで咲く我が家の「モッコウバラ」です。家の庭側から見るより、下の道から見上げた所の方が早く、しかも花付きよく咲きました。 見上げなくてはなりません。その枝先の花一つ一つがまだ若木なのでしなやかです。 庭側から見ると、 花付きはさほどでもありません。ご近所を見てもこの「モッコウバラ」は皆さん垣根の外の方が花が賑やかです。
元の幹は既に径が7センチほどまでに成長しました。見事な「モッコウバラ」を育てている近くのおじさんが「花が終わったら、よく切り込みなさいよ。」と教えてくださいます。伸びすぎると枝が暴れるのだそうです。
花が咲くのを待つ気持ちは焦ったくも楽しいものです。咲けば咲いたで、もっとこう咲いて欲しいと欲が出ます。そして、お次はやはりまた切り込んだりと手がかかります。「モッコウバラ」だけではありませんが、春先に最初に咲く「モッコウバラ」には期待が高まります。まだしばらく咲き続けます。そして「モッコウバラ」が終わる頃には違う花が庭を飾ります。