マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

節電の脅迫を超えて

2011-07-08 | Weblog
誰もがみんな節電しないと悪いことをしているような気持ちにさせられています。
休止中の原子力発電所を早く再開しないと電力が足りなくなって
日本の産業が衰えて世界から置いてきぼりになって、貧乏になるのではないかと思わされています。
節電は強制的です。
でも、本当に電力は足りないのでしょうか?
関西地方では電気は関西電力の独占です。
原発に反対であろうが賛成であろうが、電気は関西電力に頼るしかしょうがない、
どこにどう使われているのか判らなくて、原発で何パーセント発電とか言われるとそうかなーと思うだけです。
要するに関西電力にいわれるままに電気代を払ってきたわけです。
その電気代が原発の開発の裏金にもなっていったわけです。

それが、原発が使えないから節電を、というのは全く無責任です。
お年寄りが、電気が足りないそうだから、と一生懸命節電したり、
東北で苦しい思いをしている人に比べればがまんしなくちゃと、節電したり、
それは本末転倒、電力会社が工夫して電気を集めてこなくてはいけないことなのです。
(水力、火力、民間の発電等の電力を合わせれば十分足りると試算されています。)

ついこの間まで、電力をもっと使え、もっと使え、と電力会社はオール電化を温暖化防止の切り札みたいなこと言って推し進めて来たのです。

原子力発電を全部やめたら、もしかしたらしばらくの間は電力が少し足りなくなるかもしれません、
でも、いいじゃないの、と思います、
事故が起きたらそれどころではありません。
現に福島の人たちは土地も仕事も何もかも失って苦しんでいるのです。

もし自分が福島に住んでいたら、どうしただろう、となぜ思わないのでしょう。
或いは、もし福島ではなくて、地震が起きたのが若狭湾で、福井の原発が爆発しメルトダウンしたら…と当然想像すべきです。
原発に絶対安全はない、ということが証明されたわけなのですから。
直ちに全ての原発を廃炉にすることを決めるのが当然だと思うのですが、
事故の深刻さが分かっていないとしか思えません。

なぜそんなに電気が減ることを怖れるのでしょう。
24時間営業や、オール電化や、歩く道路や、輝くビルが多くの人の命より大切なものでしょうか?

太陽光発電、風力発電、火力発電、水力発電、バイオ発電、地熱発電に本気で取り組めば
必ず未来は開けると思います。
もう一度みんなでよく考え直して、生活を見直し、未来を夢見て
様々な自然エネルギーを新たに開発してやり直すべき時です。
福島の人たちの犠牲を無駄にしないためにもそれこそがどうしてもやらなければならないことではないかと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする