マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

『 世界ヒバクシャ展@京都 』

2013-08-08 | Weblog
新聞(毎日)で「世界ヒバクシャ展』の案内を見つけました。
会場は相国寺の承天閣美術館、近いのでさっそく出かけました。
相国寺の門をくぐって会場の承天閣美術館の前まで行ってもどこにも何の案内も出ていないので、
何か新聞を読み違えたのかなーと思いながらも、
植え込みの長いアプローチを進んで、
正面玄関を見てもやっぱり何も書いてない、
おかしいなーと思いながら、自動ドアの前に立って大きなガラスのドアが開くと
受け付けがあって、やっとそこが会場だということが分かりました。
相国寺の協力する気のなさがすごいです。
それとも主催者側がそっちへ気が回らないのかなー。
広い相国寺の中で迷う人がいるだろうなー。
伊藤若冲のポスターの横に一枚くらい「ヒバクシャ展」のポスターを貼ってほしいです。

(どこにも「ヒバクシャ展」の案内はありませんが、この門をくぐって、どんつきを右へ曲がり迷わず進んで下さい。)

(正面の建物が会場です。)

(ここにも何も「ヒバクシャ展」の案内は見えませんが、玄関のドアを開けて中に進めば大丈夫。会場は2階です。)

ヒロシマ、ナガサキだけでなく、
核実験の人体実験にされたアメリカ軍の兵士や
シベリアや南の島に平和に暮らしていた人々の暮らしを根こそぎ破壊したアメリカとソ連の核実験。
劣化ウラン弾によって被曝した子どもたちや作戦(戦争)に参加したアメリカ軍の兵士、
ウラン鉱山の村、
朝鮮で徴兵されてヒロシマで原爆にあった人たち、
被爆直後の街で死体の処理や町のかたずけに駆り出された韓国の人々、

そしてスリーマイル、チェルノブイリ、フクシマ、、、
ヒバクシャは世界中にいるのです。
6人の写真家のによるモノクロの70点余りの写真が核の被害の現実を伝えます。

広島や長崎の苦しみは減るどころか、
広島や長崎を知っても、なお世界はヒバクシャを生み出し続けています。
なんと人間は愚かなことをいつまでやるのでしょう。

大勢の人にこの写真展を観て欲しいと思います。

「相国寺、承天閣美術館」
入場無料、9月8日まで、10時~5時
コメント (2)
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