不老不死
「テンダイウヤク(天台烏薬)」と言えば、秦の始皇帝、徐福、不老不死の薬・・・の伝説ですが、
実はテンダイウヤクは江戸時代に日本に入ってきた植物ということが分かっているそうです。
漢方薬として使われる根が独特の香りだそうですが、まだ未体験です。
知人から小さな苗を貰って植えたものが、ほんの少しずつ伸びて60㎝くらいになり、
今年は沢山花をつけています。
不老不死の願いなんて、思っただけで恐ろしすぎる願いです、でも、
絶大な財力と権力を持った人間の究極の願いは「不老不死」というのは、そうだろうなと想像できます。
ついに不老不死はあり得ないと分かった時、
権力者たちは、ありとあらゆる手段を使って
自分の遺伝子を持つ子孫を増やし、その子孫のために、自分の権力と財産をさらに増やして死守しようとする、
権力者の夢は皆同じ、とても貧弱な夢、そして単純・・・!
ところで、不老不死の薬(テンダイウヤク)の話は置いておいて、
徐福一行(BC210年頃)の行方を想像するのは楽しいことです。
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○『史記』巻百十八「淮南衡山列伝」によると、徐福は秦の始皇帝に「東方の三神山に長生不老の霊薬がある」と具申し、
始皇帝の命を受け、3,000人の童男童女(若い男女)と百工(多くの技術者)を従え、
財宝と財産、五穀の種を持って東方に船出したものの三神山には到らず[1]、
「平原広沢(広い平野と湿地)」を得て王となり、秦には戻らなかったとの記述がある。
ウィキペディアより。
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徐福が辿り着いたとされる場所は日本各地に散らばっていて、30か所にものぼり、それぞれの伝説が語り継がれている、ということが興味深いです。
和歌山県新宮の徐福公園にはテンダイウヤクのソフトクリーム、熊野にはテンダイウヤクの温泉があると聞きました。