YouTubeを見ていたら、紙の凹版画の解説と実演がありました。
版画の技法として、日本では木を使った凸版が主でしたが、
西洋では、金属板を使った凹版が古くからおこなわれていました。
古い本の細密な挿絵などの多くがエッチング(銅版画)です。
紙でエッチング?どんなものができるの?と半信半疑ながら、
家にある材料で早速試してみました。
まずは、つるつるした厚紙(菓子の箱など)に、ボールぺンなどで強く引っ掻いて絵を描き、
絵の具を載せて伸ばし、それを拭き取り、溝に残った線を、
湿らせた白い紙(画用紙)に転写するのです。
(バレンの代わりに、ガラス瓶を使います。)
工程は単純ですが、強くふき取ると、線が消えてしまいます。
軽くふき取るだけだと、真っ黒になってしまいます。
紙なので何度も繰り返すことは出来ません。
そんなわけで、失敗ばかり。
でも面白いので、もう少し続けてみよう。