マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

「みたらし祭り」の思い出

2023-07-21 | Weblog

京都は、1年、365日、どこかでお祭りがありますが、

下鴨神社の近くに住む者にとって大切な祭りは、

葵祭と御影祭です。でも子どもたちにとって一番身近で楽しいお祭りは「みたらし祭り」と「地蔵盆」です。

「みたらし祭」は、夏休みに入る前の数日間の開催、

「『足つけ』行ってきたか?」「まだや・・・」「はよ行っといで」「今夜行くわ・・・」などと言い合っていました。

大きな木が生い茂る暗い森に、夜店が並び、普段とは別世界。

イカを焼くにおいが漂い、お面やハッカパイプのピンクや青や緑や黄色がキラキラ輝いていました。

飴細工、金魚すくい、ヨーヨー釣り、海ほおづき、

手づくりの虫かごや、灯篭などが並んでいる時もありました。

スマートボールやパチンコの台やコルク鉄砲の屋台も在りました。

夜店を通り抜け、鳥居をくぐると、

老若男女皆、スカートやズボンや浴衣の裾を膝のあたりまでからげて、

蝋燭を持って、神社の中の川(水路)に入ります。

橋をくぐり、ろうそくに火をつけ、手を掲げてぞろぞろ歩き始めます。

(↑ ポリ袋に、履物を入れて)

水は、驚くほど冷たくて痛いくらい。

蝋燭を消さないように、蝋燭台の前までそろそろと歩き、「中風になりませんように」とお願いして蝋燭を立てて祈ります。

(蝋燭を奉納)

(水から上がる所)

水から上がって、足を拭くと、身体に籠った熱気が消えているのに気が付きます。

炭火で焼いた、「みたらし団子」も美味しかったな。

黒砂糖と醤油が香ばしかった!

みたらし祭りが終ると、いよいよ夏休み。嬉しい!

そして・・・大文字・・・地蔵盆、夏休みが終わる・・・悲しい・・・

 

今年(2023年)のみたらし祭りは7月21日(金)から7月30日(日)まで

随分長くなったなー、

人の集中を避けるため、かな。

写真は9年前に撮ったものです。まだ「コロナ」なんて誰も知らなかった・・・

 

 

 

コメント (2)
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