ほとんどのタケはいつ花を咲かせるか分からないので、
(モウソウチクは67年に一度花を咲かせると言われています。)
人工的に交配するとか品種改良するとか出来ず、
今も野性のままの姿、なのだそうです。
根が四方八方へ伸びてどんどん増えますが、すべて同じ遺伝子ということです。
(突然変異で新しい種・シュが生まれる可能性はあります)
↓ タケの根
↓ ガガイモの実の種。
植物には足が無いから動かないというのは、
動物である人間から見た短い時間の側面だけで、
植物の時間感覚で見れば、
タケもガガイモも動き回って、自分のテリトリーを広げ、
子孫を増やそうとしているわけで、
そして、それらの植物なしにすべての動物は生きることができない、
自然の雄大で緻密で複雑な仕組に圧倒されます。
ガガイモの綿毛は毛がとても細く長く、僅かの風で、高く舞い上がって行きます。
しかも、ガガイモはつる植物、高い所にのぼって行って、風を待ち、飛び立つのです!
タケの根もガガイモの実の種も珍しいことばかりでした。辞書で見てみたらこれで「蘿藦」(ががいも)だそうですね。
おはようございます。
ガガイモはこちらに来て初めて知りました。
面白い実だなと思って調べてみると、
日本書紀や古事記に、スクナヒコナノミコトが、ガガイモの実の殻の舟に乗って海を越えてやって来て、
オオクニヌシノミコトと一緒に山や丘などを作って、また、ガガイモの舟に乗って去って行った・・・と書かれているそうです、なんてファンタスティック!と嬉しくなりました。
花は薄紫色で、地味ですが、良い香りです。