見慣れないものは嫌われることが多いようです。
毒は無い、害はない、と分かっていても「なんとなく恐い」とか「気持ちが悪い」とか・・・
そんな感覚も、「知る」ことで随分と変わるものだな・・・と実感しています。
とは言え、苦手なものは苦手、クモ嫌いの人ごめんなさい・・・
私自身、庭で土を掘り返して「ちょっと珍しいクモ」を見つけて喜んでいる、
というような「おばあさん」になるなんて、想像もしていませんでした。
↓ クモの名は、ジグモの仲間の「ワスレナグモ」!!!
少し前迄は、専門家にその場で教えて貰う、というような機会が無ければ判らなかった虫の名も、
ネットのおかげで、かなりのところまで分かるようになりました。
さらに、ネットで写真を送って専門家に同定してもらう、というようなことも出来るようになり、ありがたいです。
ワスレナグモは、環境省の準絶滅危惧種になっています。
どんな生きものも命の重さは同じと思いますが、
少ないと言われると、大事にしたい、と思ってしまいます。
この蜘蛛はわりに明るく開けた草地などに巣穴を掘って、
その上を通りかかった、ダンゴムシやアリや小さな虫を捕らえているのだそうです。
ジグモによく似ています。
ジグモは木の幹や石などに細長い巣をつくりますが、
自分で地面にワスレナグモのような穴は掘らないのだそうです。
夫は子どもの頃、友達とジグモを獲って、闘わせて遊んだそうです。
牙を使って激しく争うのだそうです。
↓ 下の写真はジグモの巣とジグモ
ジグモはこの紐のような巣の中の下の方にいるのですが、
この細長い薄い膜の上に、小さな虫がやってくると、
膜ごと掴んで引き込むのだそうです。
もちろん膜は破れます。
面白いなー。
ワスレナグモとの見た目の違いは、足の太さ、かな?
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