マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

TOMIX コキ104 ヤマト運輸コンテナが物議

2020-08-02 15:05:00 | マル鉄コレクション館
ちわ!

歳をとって病気ばかりしていると、物欲がなくなってしまうんだな~と思い始めてから数年。
鉄道模型歴も40年を越えましたが、ここ数年はかなり厳選したものしか購入することがなくなりました。

ちょっと前、KATO製ヨ8000のリニューアル品を買おうかどうか店頭で迷っていると、わずか数分で目の前から最後の1個が買われ、入手できませんでした。どうしても欲しいというほどではなかったのでそれほど悔しくはありませんでした。

今回、しなのさかいさんとクロネコヤマトのコンテナが出るという話を聞き、しかも当日が入荷予定ということで、仕事帰りに宿ヨドに寄り道しました。



JR貨車 コキ104形(新塗装・ヤマト運輸コンテナ付)

ポイントが1万弱あり、まだ在庫もかなりあったようなので、2台買っちゃいました。
私の脳内鉄道は国鉄時代なので、JR車両というのは殆ど手を出すことがありません。過去の購入品でも、西武鉄道E851さようなら運転編成(高崎12系セット)くらいしか記憶がありません。多分、貨車でもJR型は初めてじゃないかな?

過去の仕事歴から、ブレーキにどうしても目が行ってしまうのですが、コキ100系の手ブレーキが片側しかないというのを今回の模型購入で初めて知りました。




描写の加減でコンテナが明るく見えますが、模型実物はもっと濃いグリーンで、良く再現していると思います。

購入したのは7月30日ですが、翌日、直ぐに問題が発生しているとしなのさかいさんより伝言があり。何かと思えば・・・




画像が粗いですが、

コキ500000積載禁止・・・

「0」が一つ多く、50万になっている・・・ということです。

正直、近視・乱視・老眼を全て兼ね備えている私には、言われなければ全く気が付かなかった部分で・・・

しかし、良く見ている方が居るんだなぁ~、と感心してしまいます。

早速メーカーにもクレームが入ったようで、今後の対応は検討中とのこと。

<8737>JR貨車 コキ104形(新塗装・ヤマト運輸コンテナ付)についてのお詫びとご案内

過去、バスコレや鉄コレなどでエラーや不出来の問題で苦労させられたことがありましたが、こういったトラブルに当たるのは久し振りです。
昔なら、エラー品そのものにレア要素な価値があったりしましたが、時代は変わりました。
もし交換が行われるとしても、手間が掛かるので面倒。しかし、正規品が再生産されるとは限らないし、購入しておかないと交換する権利も得られない。こうした事態は、メーカーが大打撃を受けるのは当然ですが、ユーザーも勿論経済的な損失は免れません。

しなのさかいさんとも話しましたが、昔に比べ、仕事に対するチェック体制の甘さ、チェックに対する意識というのがかなり低くなっているように思います。
私も間違いを許されないセクションに何年も関わっていますが、末端の担当者任せで係長以上はハンコを押すだけみたいな甘っちょろい仕事をしているヤツが多くなっていることを常々感じています。間違いを指摘することに対し、「部下に嫌われたくない」「雰囲気を壊したくない」風潮がとにかく強くなっているような。

外向けにする仕事で間違いを公開してしまうのは組織として非常に恥かしいことですし、特にリコールなど実害を被る業態では、チェック体制の甘さが大きな企業ダメージに繋がります。
外国からは日本の仕事の遅さを指摘する意見を多く聞く昨今ですが、信用・信頼はそこから得られるものと考えます。信用されない某経済大国や妄想国の破綻的精神を見習う必要はないと考えます。




ヤマトのコンテナの実物写真を探してみたのですが、何故かトラックに載っているシーンしかありませんでした。

長い社歴がありながら、使用承諾を出さないことで製品化が実現しなかったヤマト運輸。
3年ほど前にネコロジーコンテナがやっと発売されたようで、ノーマルな宅急便のロゴを待ちわびていた方も多いと思います。
せっかくの機会を自ら失敗してしまったTOMIXにとっては、些細なエラーながらも結構目立つ黒歴史になってしまったようです。

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コメント
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