マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

鉄・バスに萌えた2007年を振り返って

2007-12-31 02:43:03 | 鉄道以外の写真ネタ
今年もあと22時間くらいになってしまいました。
年が変わったからといって、1日の生活が変わるわけでは有りませんが、1年間何とか無事に生きてこられたことでもあり、また、このブログを始めたことによって大きく人生の転換を迎えた年でもあるので、2007年を自分なりに振り返ってみようと思います。

まず、2007年の始動の第1歩となったのはバスでした。
昨年から徐々にバス雑誌などから資料を拾い集め、気が付いてみれば都心から三菱MP217・218が消え去ろうとしていたことから、どうしても記録に残しておきたくなったのです。そして、新年気分も抜けていない1月7日から活動を始めました。









初めは都営バスの渋谷営業所に在籍の三菱MP218でしたが、偶然にも東急、そして、京王のMP217も押えることができました。しかし、間もなく彼らも2~3月で引退してしまった模様で、その後は姿を見ることはありませんでした。
さらに、いすゞキュービックや日野ブルーリボンHTなど、撮影が進むにつれファンになったバスもあり、鉄1本だった人生に違った色が付いてきたのです。

それでも、もちろん鉄道に興味がなくなってきたなんてことはありません。
バスを追っている間にも、鉄道界も大きな動きが沢山ありました。その動きに確実に追従していかなければ後悔が残ることを幾多も経験してきましたから、今までの人生にないほど撮影に明け暮れた気がします。

まず1つ目は何といっても鹿島鉄道の廃止でしょう。







昨年度からの続きでもありましたが、それまで全く興味を示さなかった鹿島鉄道。廃止の噂をきっかけに初めて訪れ、以来のめり込んでしまった訳です。
しかし、噂では済まなくなり、本当に廃止が決定してしまったのです。3月までは他の鉄活動の殆どをやめて、集中して鹿島鉄道に通いました。そして、応援もむなしく、3月31日をもって本当に廃止されてしまったのでした。


次は、中央線の201系です。これも去年からの続きではありましたが、それまでやはり撮影の対象となり得なかった通勤型電車でしたが、デビュー時から何かと縁のあった車両でもあり、撮影枚数はともかくとして、最後の花道を記録に残しておきたい。
そういう思いで訪れたのが外堀の桜道でした。



それまで、この区間で”通勤型の写真”を撮るなんて発想もなかったのですが、何故か今年は頭が勝手に考え、身体が勝手に行動するという、今までにない不思議な現象が良く起きました。そして、サクラ舞う晴れの舞台を収めることが出来たのです。


さらに、今までの鉄人生にはなかった最大級に不思議な行動を起こしたのが、新幹線500系の東海道区間引退に係る「新幹線の撮影」でした。



0系や100系、922ドクターイエロー、東北新幹線オリジナル200系など、数々の引退劇を展開してきた新幹線ですが、今まで35年間写真を撮ってきて「新幹線を撮影するために行動する」なんてことは1度もなかったのです。
500系「のぞみ」が誕生したときでもそんなに興味はなく、写真に収めたこともなければ”撮りたい”気持ちすら全くなかったのに、「のぞみ」から撤退することが判ってから初めて”500系は「のぞみ」以外有り得ない”と思うようになり、さらにそのフォルムの”格好良さ”に惚れ込んでしまったのです。新幹線嫌いだった私が・・・。


そして、最後になりますが、今年最大の出来事といえば、このブログを2月4日に初めて立ち上げたことです。

このブログを始めたことにより、過去の写真や切符など改めて整理を行うことが出来ました。そして、それをご覧頂いたことに対し、賛同もいただけるようになりました。
最初の頃は1日10件とかで、25件くらいになるとすごく嬉しかったのですが、現在では信じられないほどのアクセスがあり、自分でも驚いています。
ブログの運営は自分の努力に掛っているわけですが、皆さんからのアクセスやコメントといった反響により、より一層努力できるものなんだということをこの歳になって改めて痛感いたしました。

そして何より、ここでアクセスいただいている Swallow Angel様、line様と直接お逢いして一緒に撮影に行けるようになりましたし、まだお逢いできてはいませんが、金太郎様、シービー様、18201様、YANチョ様など常連の方と対話が出来るようになったことが非常に大きな財産であり、人生の大収穫であった1年だったと思えるわけです。

今後、私自身がどの程度まで努力していけるのか不安も多々あるのですが、当ブログの内容を最低限維持しつつ、アクセスいただいている皆様とさらに交流を深めていくことができればと考えております。

読者の皆様、今年1年間大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2008年が皆様にとってすばらしい年になりますように、
ご多幸をお祈りいたします。


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ローカルな風景 第32回 (冬の深名線)

2007-12-30 04:22:50 | ローカルな風景
さて、2本連続となりますが、鉄道ファンのためにやはり鉄ネタをアップしておきたいので、懐かしいところから「深名線」をお届けしたいと思います。

ご存知のとおり「深名線」は特定地方交通線が次々と廃止される中で、道路事情が悪かったために廃止が遅れていた最後の超ローカル線です。
現在では同線に沿って国道が併走し、バス転換による交通が確保されていますが、廃止されるまでは道路・バス路線が未整備であったため、冬期の交通確保ができないことから、廃止が遅れていました。その後、道路整備によりバス転換化の目途がついたため、1995年(平成7年)9月4日をもって廃止となっています。

北海道には過去11回も訪れていますが、鉄道が通っているとはいえ非常に不便な場所ですから、この撮影を合わせて2回しか訪れたことがありません。1回はマイカーで行ったと思いましたが、本数が非常に少ないため1本しか撮影できませんでした。
しかし、乗ったことが無いまま廃止されるのも悔しかったため、敢えて雪のある時期に決死の覚悟で訪れたのです。








いずれも平成2年3月12日 深名線 朱鞠内駅の前後にて

この辺り道央部は、全国でも屈指の極寒に地です。ひどい時には零下30℃以下くらいまで下がることがあるくらいですから、クルマでの移動すら危険な場所であります。3月とはいっても北海道では真冬の気候となりますので、名寄本線~深名線の撮影では相当な覚悟が必要となるわけです。
しかし、現地に行って驚きました。雨だったのです。一般的には、地表温度が4℃を下回わると雪になると言われていますので、まさかこの時期に雨に降られるとは思いませんでした。確かに、そんなに寒く感じなかったですね。撮影を続けているうちに雪に変わり、逆に何かホッとした感じがしました。昭和55年・56年と同じくらいの時期に北海道を訪れたときには、このようなことは考えられないほど何処に行っても寒かったので、当時はあまり騒がれていませんでしたが、既に温暖化の影響がかなりあったのではないでしょうか。

朱鞠内を境界として、多少本数のある深川方面と、1日3往復しかない名寄方面は異なった表情があり、出来るだけ撮影に都合の良い時間帯を選定し、数時間の滞在で4カットの撮影をすることができました。雪が余り無かったので、除雪シーンを見ることが出来なかったのは残念でしたが・・・。

使用車両がいずれもキハ53500番代のみで変化が足りない気がしましたが、単行運転による暖房性能確保のためには止むを得ないのでしょう。

結果的には最初で最後のような感じで終わってしまった「深名線」の撮影。極寒の地に存在した超赤字ローカル線の事実は、日本各地にあった赤字ローカル線と共にいつまで語り継がれるのだろうか。そんなことを考えてしまいました。
コメント (4)
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2007年の残り物(バス風な検診車)

2007-12-30 03:26:17 | その他乗り物写真館
残り物はもう無いと思っていたのですが、本日、金太郎様から解説いただいた前記事の都営バスで「ニューエアロスター」ワンステップ車に関連し、これと同形態の検診車をご紹介しようと過去ログを探しましたところ、アップし忘れていたことが判明いたしました。

鉄道好きの皆様には興味ないところとは思いますが、バス模型ネタとして参考になるやもしれませんので、まあ見てやってください。


平成19年2月12日 埼玉県戸田市内にて

これが問題の検診車。現地で写真を撮ったときは非常に新しく、最新型と思っていたのですが、昨日アップしました都営バスの年式は98年前後かと思われますので、そう考えるとこの検診車も10年落ちくらいになる可能性もあります。
私的に興味を持ったのは、格好もそのままですが、正面に付いた楕円形の表示窓(「検診車」と書いてある部分)がバスに使われているスタイルのままであることです。なので、この検診車を見つけたときにピンと来たわけです。

未だこの形式はバスコレ化されていませんが、製品化された折には改造に挑戦してみたいものです。


コメント (2)
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2007年の残り物(都営バス・東急バス)

2007-12-29 14:43:49 | バスの写真館
昨日仕事納めで、今年も残すところ2日半。
今年1年のアップ残しを放っておけないので、大掃除の如くアップしておきたいと思います。

もうほぼ1年経ってしまいますが、1月7日(当ブログ開設前)に撮影したものですが、一部残っていました。

まずは都営バスから。


平成19年1月7日 渋谷車庫にて 渋谷C177


平成19年1月7日 高田馬場駅前にて 小滝橋D292


平成19年1月7日 高田馬場駅前にて E874


平成19年1月7日 高田馬場駅前にて E875


平成19年8月26日 新木場駅前にて


次に東急バスです。


平成19年1月7日 渋谷駅西口にて


平成19年1月7日 渋谷駅西口にて

今年はバスから始まった撮影。いすゞキュービックや三菱MP217・218の存在を確認したところから始まりましたが、都心ではいすゞキュービックの94・95年製辺りや三菱MP217・218は今年でほぼ絶滅状態のようです。

情報では、小田急のMP218が吉祥寺辺りで未だ残っているらしいので、年明け早々にでも行ってこようかと計画しております。
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リバーサル出来上がり 東武鉄道 100系・200系篇

2007-12-29 05:45:24 | 写真撮影
リバーサルからのダイレクトプリントを2日間お送りいたしましたが、最後の残りをアップいたします。

Swallow Angel様 http://do-raku-oyaji.cocolog-nifty.com/blog/ とお出掛けいたしました一連の撮影は、「リバイバルひばり」、秩父鉄道ときましたが、最後に東武鉄道へ寄り道しています。

もう日暮れ間近という状況で、さらに雲が出てきて露出不足に陥り、列車の本数も意外と少ないときたもんで、枚数的にもほんの少々しか撮れませんでした。代表で1枚だけアップしておきます。


平成19年12月15日 東武鉄道 羽生~川俣間にて 200系「りょうもう」

秩父鉄道を撮影した場所から程なく近いところです。堤防の上は風が強く、比較的暖かく感じたこの日でも、陽の弱まりと相まって相当寒さが堪えます。
露出もどんどん落ち、神経質に絞りを開けながら撮影しましたが、出来上がってみたらナント露出オーバーで仕上がってきました。なんていい加減な露出計なんだ。
1800系「りょうもう」以来久しぶりに訪れた東武鉄道。旧型車がなく魅力的にはイマイチな感じでしたが、200系「りょうもう」は初めてだったので、また一つコレクションとなりました。


こちらは、ちょっと前後してしまうのですが、東武110周年記念イベントで運転された100系スペーシアを使用したJR線内における団体列車です。
当日の動きにつきましては、過去ログ http://diary.jp.aol.com/applet/marutetsu/20071126/archive をご参照下さい。


平成19年11月25日 東北本線 西川口~蕨間にて 団臨 9027M

過去ログで同時シャッターを切ったデジカメ写真がありますが、オート設定のみのデジカメは構図を固定するのが難しいのに対し、予め構図を固定しておくのがセオリーのブローニー判の方がキッチリと構図が決まります。逆光でもあるためカラーバランスが???な感じですが、小さなヘッドマークシールもキチンと写っています。

たった15枚しか撮ることができないセミ判(645)ですが、1枚づつしか撮らないので無駄が無く、連写でバシバシ撮ったデジカメや35mm判と比較して、1本のフィルムの中に沢山のドラマを刻むことが出来る。そんな気がするのです。

コメント (4)
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