こんばんわ。
年度末のこの時期。仕事も忙しかったし、ダイヤ改正を前後として色々慌しかった日々。
そして、一昨日29日と昨日30日を最後に「夢空間」が引退のラストランとなりました。
あまり執着しなかった車両ではありましたが、地元を良く走っていた車両だけに、最後は見守ってあげようとラストランを捉えました。
私としてはホンの少ない記録しかない彼らですが、ここに全てをアップしてお別れしたいと思います。
平成5年6月13日 東北本線 蓮田~東大宮間にて EF8180牽引 「夢空間北斗星」
「夢空間」が一番活躍していたのはこの「夢空間・北斗星」号でしょう。本来はロイヤルを目玉とする編成ですが、デラックススリーパーを引き連れて、より豪華さを演出していました。
本数的にはかなり運転されていた筈ですが、活躍していた頃がちょうど結婚・子供の誕生などで、最低限のSL撮影くらいしか行っていなかったため、この1回しか撮ってあげることができませんでした。
平成5年11月28日 大宮工場まつりにて 「夢空間」オシ25901
「夢空間」一番の目玉商品はこの展望食堂車でしょう。鉄道史上でも最後部に連結する食堂車としては初ではないでしょうか。
写真は、同年の工場開放の際に訪れ、偶然展示されていたものです。当時はかなり話題に上っていましたので、見学者は大行列。あまりにも凄すぎて室内見学を断念しました。
彼らとの写真での出逢いはたったこれだけでした。それでも、元気に活躍していた姿を1枚だけでも捉えることができていたのは、私的には幸いと思っています。
そして、「夢空間」の廃止の情報が伝わると、出来るだけ彼らの姿を残しておかなければならないと、ダイヤ情報を頼りに予定を優先して組み、出掛けていきました。
2月23日の撮影は、午後からの突然の暴風でオクシナ回送が運休となり、撮影できませんでした。
翌週の3月1日、「さよなら北斗星・夢空間」が運転されました。
平成20年3月1日 東北本線 西川口~蕨間にて カシガマの牽く「さよなら北斗星・夢空間」号
そして、最後の日がとうとう来てしまいました。
本当は15日にも設定があったのですが、運転が取り消しとなり、この週末が最期の運転となってしまいました。
平成20年3月29日 東北本線 西川口~蕨間にて 回8543レ
ラストランは品川発となるため、通称オクシナ回送で尾久から品川へと回送されます。
回8543レは尾久発の東大宮行き。「夢空間」最後のはなむけか、牽引機にEF8195を抜擢したようです。
最後にカブりは勘弁して欲しいので、今回は安全策として橋上からのポジションを選びました。
平成20年3月29日 東北本線 蕨~西川口間にて 回8540レ
東大宮に到着した「夢空間」編成は、機回しを行い、そして山手貨物線を経由して品川へと向かいます。今度は向きが逆となりますので、また同じ上野方向にカメラを構え、「夢空間」本体が良く撮れるようにします。
約1時間20分後の通過となりますが、陽の高さはまだあるものの、急激に雲が濃くなり、露出がキツくなってしまいました。画質が落ちますがISO200に増感し、確実さを優先しました。
実質的には陽も沈んでしまいますので、この回送をもって最後の「夢空間」となります。
ただ、前回も課題を残してしまった夜間撮影。上手くいくか判りませんが、30日の上り列車を撮れる保障もありませんので、夜中に見送ることにしました。
真っ暗ですが、夜行列車が本業のブルトレ、そして「夢空間」そんな彼らの最後の仕事に打ち込む姿を残してあげたかった。
[[youtube:bCu_b-8XZHA&hl=ja]]
平成20年3月29日 東北本線 西川口~蕨間にて 団臨9115レ
静寂な闇の中を彼らがやってきました。今までは当たり前として励んできたこの仕事も、今日、そして明日戻ってくると、もう2度と走ることは無いんです。
そして、30日の日曜日。到着時間が家族団らんであるべき時間でもあり、また雨も降っていたので見送ることは出来ませんでした。無事に上野駅に着いたのだろうか。そんなことを思いながら記事を作っています。
結局、29日の営業運転最終便が私の見たラストランとなりました。
試作の意味合いが強かった彼らも、結局は営業運転もされて20年間走り続けることが出来たのはラッキーだったと言えるでしょう。同じスタイルの量産はありませんでしたが、「カシオペア」という豪華寝台列車へ発想を引き継いだことは間違いありません。
時代の要請がついてこなかった豪華夜行列車の構想。今後全ての夜行列車が廃止されてしまったとしても、夢を追って作られた彼らの記録は決して無くなることはないでしょう。
お疲れ様でした『夢空間』・・・ありがとう、そして、さようなら・・・
年度末のこの時期。仕事も忙しかったし、ダイヤ改正を前後として色々慌しかった日々。
そして、一昨日29日と昨日30日を最後に「夢空間」が引退のラストランとなりました。
あまり執着しなかった車両ではありましたが、地元を良く走っていた車両だけに、最後は見守ってあげようとラストランを捉えました。
私としてはホンの少ない記録しかない彼らですが、ここに全てをアップしてお別れしたいと思います。
平成5年6月13日 東北本線 蓮田~東大宮間にて EF8180牽引 「夢空間北斗星」
「夢空間」が一番活躍していたのはこの「夢空間・北斗星」号でしょう。本来はロイヤルを目玉とする編成ですが、デラックススリーパーを引き連れて、より豪華さを演出していました。
本数的にはかなり運転されていた筈ですが、活躍していた頃がちょうど結婚・子供の誕生などで、最低限のSL撮影くらいしか行っていなかったため、この1回しか撮ってあげることができませんでした。
平成5年11月28日 大宮工場まつりにて 「夢空間」オシ25901
「夢空間」一番の目玉商品はこの展望食堂車でしょう。鉄道史上でも最後部に連結する食堂車としては初ではないでしょうか。
写真は、同年の工場開放の際に訪れ、偶然展示されていたものです。当時はかなり話題に上っていましたので、見学者は大行列。あまりにも凄すぎて室内見学を断念しました。
彼らとの写真での出逢いはたったこれだけでした。それでも、元気に活躍していた姿を1枚だけでも捉えることができていたのは、私的には幸いと思っています。
そして、「夢空間」の廃止の情報が伝わると、出来るだけ彼らの姿を残しておかなければならないと、ダイヤ情報を頼りに予定を優先して組み、出掛けていきました。
2月23日の撮影は、午後からの突然の暴風でオクシナ回送が運休となり、撮影できませんでした。
翌週の3月1日、「さよなら北斗星・夢空間」が運転されました。
平成20年3月1日 東北本線 西川口~蕨間にて カシガマの牽く「さよなら北斗星・夢空間」号
そして、最後の日がとうとう来てしまいました。
本当は15日にも設定があったのですが、運転が取り消しとなり、この週末が最期の運転となってしまいました。
平成20年3月29日 東北本線 西川口~蕨間にて 回8543レ
ラストランは品川発となるため、通称オクシナ回送で尾久から品川へと回送されます。
回8543レは尾久発の東大宮行き。「夢空間」最後のはなむけか、牽引機にEF8195を抜擢したようです。
最後にカブりは勘弁して欲しいので、今回は安全策として橋上からのポジションを選びました。
平成20年3月29日 東北本線 蕨~西川口間にて 回8540レ
東大宮に到着した「夢空間」編成は、機回しを行い、そして山手貨物線を経由して品川へと向かいます。今度は向きが逆となりますので、また同じ上野方向にカメラを構え、「夢空間」本体が良く撮れるようにします。
約1時間20分後の通過となりますが、陽の高さはまだあるものの、急激に雲が濃くなり、露出がキツくなってしまいました。画質が落ちますがISO200に増感し、確実さを優先しました。
実質的には陽も沈んでしまいますので、この回送をもって最後の「夢空間」となります。
ただ、前回も課題を残してしまった夜間撮影。上手くいくか判りませんが、30日の上り列車を撮れる保障もありませんので、夜中に見送ることにしました。
真っ暗ですが、夜行列車が本業のブルトレ、そして「夢空間」そんな彼らの最後の仕事に打ち込む姿を残してあげたかった。
[[youtube:bCu_b-8XZHA&hl=ja]]
平成20年3月29日 東北本線 西川口~蕨間にて 団臨9115レ
静寂な闇の中を彼らがやってきました。今までは当たり前として励んできたこの仕事も、今日、そして明日戻ってくると、もう2度と走ることは無いんです。
そして、30日の日曜日。到着時間が家族団らんであるべき時間でもあり、また雨も降っていたので見送ることは出来ませんでした。無事に上野駅に着いたのだろうか。そんなことを思いながら記事を作っています。
結局、29日の営業運転最終便が私の見たラストランとなりました。
試作の意味合いが強かった彼らも、結局は営業運転もされて20年間走り続けることが出来たのはラッキーだったと言えるでしょう。同じスタイルの量産はありませんでしたが、「カシオペア」という豪華寝台列車へ発想を引き継いだことは間違いありません。
時代の要請がついてこなかった豪華夜行列車の構想。今後全ての夜行列車が廃止されてしまったとしても、夢を追って作られた彼らの記録は決して無くなることはないでしょう。
お疲れ様でした『夢空間』・・・ありがとう、そして、さようなら・・・