夫と学生達は10時にBSI(英国規格協会)に行く。
私もハマースミス駅から地下鉄に乗り、グリーンパーク駅で下車、
グリーンパークから10分ほどでバッキンガム宮殿、
さらに、ハイドパークまでお散歩。
Green Park
Buckingham Palace
初めは衛兵の交代を見る気はなかったが、
どんどん集まってくる人を見るとやはり、せっかくの機会だから
見ていこうと宮殿を目指して後戻りした。
式が始まる11時半には鈴なりの見学者で、
なかなか中を見ることが出来ない。
1時間前に前の方に陣取ったが、それでも、
前に立つ大きなアメリカ人女性のわき腹の辺りの隙間から
デジカメを突き出して、懸命にパチパチ・・・
モコモコの黒い帽子は神聖な動物とされている熊の毛皮が使われ、
一個約13万円。
赤い制服に、この黒い帽子はスコットランドの民族軍装とか。
今回で3回目の見学となったが、何だかがっかり・・・
本来の護衛という目的が薄れ、
観光客に見せるためのショウ・・
になってきているからだろうか。
特別に上手でもないブラスバンドの演奏、
お腹の出た衛兵、あんなお腹では
戦うことも出来ないのではないだろうか。
20年前に見た時は、全員凛々しくて、式も15分ほどで簡素だった。
大昔、資源のない貧しい国のスイス人は、
大英帝国の兵士となって、その給金を祖国に送り、
妻や子を養っていたので、勇猛果敢、忠実であったところから、
特別に、女王の衛兵に選ばれ、全ての衛兵が
190cm以上のスイス人だけで構成されていた、と聞いていたが、
今は、スイスからの出稼ぎはいなくなったのだろうか。
今日は少し肌寒いせいか、喉の奥に違和感があり、
早々にホテルに戻り、皆が帰って来るまで横になった。
夜はピカデリー駅から歩いて10~15分、中華街でお食事。
ルーさんと現地の中国人との
丁々発止のやり取りがとてもおもしろかった。
あの小さな、細い体のどこにあれだけのパワーが詰まっているのだろう。
本当に羨ましい・・・・