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ホテルの食堂はとても雰囲気がよく、かわいい造りになっている。
食事も定番だが数種類のチーズ、ハム、卵、フレーク類、果物、
ジュース、コーヒー、パン、それぞれどれも美味しかったが、食欲がなく、
少ししか食べられなかった。残しておくのも失礼だと思い、
クロワッサンを1つ、ナプキンに包んで持ち出した。
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ツェルマットの駅前からゴルナグラート行きの、
アブト式ラックレールの登山電車、最前列の車両に乗り込んだ。
右も左もすばらしい景色。
しかしながら、昨年行ったグリンデルワルトのような
牧歌的な雰囲気はなく、荒々しい、灰色の荒涼とした眺めだ。
同じスイスの中でも、ずいぶん違う。
私は女性的な優しい感じのするグリンデルワルトの方が好きだ。
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登山電車の発着駅
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ヨーロッパ一高い、標高3,089mまで到達する登山電車のレール。
終点のゴルナグラートまで約40分。
さて、ゴルナグラートでは5年前に来た時よりも、
土産物屋、トイレ施設が整い、大きなエレベーターまであった。
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他のヨーロッパの国からスイスに入って来て、一番驚くことは、
どんな所でも(たとえ山のてっぺんであっても、登山道の途中であっても)
トイレが美しく、しかも無料であるということだ。
登山電車の料金がすごく高いので
(例えば、この電車の往復料金は日本円で約7,600円)、
その分も含まれているのだろうが、
日本でも、もう少し、山のトイレが使い易く、
気持ちの良い所であれば・・
と思わずにはいられない。
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ゴルナー氷河
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ゴルナグラートから真っ青な空、美しい山々を眺めると、
スーッと谷底に落ちて行きそうで怖い。
しかし、もっと恐ろしいことは、氷河が光の関係かもしれないが、
灰色に薄汚れて見え、しかもあちこちに池が出来ている。
これも地球温暖化の影響であろうか。
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5年前の9月には、マッターホルンももう少し白く見えていたのに、
今はあまり雪が見えない。
特に今年のヨーロッパの暑さは、
ニュースにもなったほどの猛暑だったらしい。
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途中駅のフィンデルンバッハ、リッフェルアルプなどから歩く人や、
ゴルナグラートから歩いて下りる人達が、
目の前に聳えるモンテローザや
マッターホルンの景色を楽しみながら、「ハロー」「ボンジュール」
「こんにちは」と笑顔で行き違う。
私はリッフェルベルクまで歩き、
そこから一人で電車に乗ってホテルへ戻った。
風邪が抜け切らず、だるくて歩けなかった。熱が出ていたようだ。
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