夜な夜なシネマ

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『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の31本目@梅田)

2014年04月15日 | 映画(た行)
『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』
監督:星野和成
出演:伊藤淳史,仲村トオル,桐谷美玲,松坂桃李,西島秀俊,戸次重幸,
   木下隆行,利重剛,加藤あい,名取裕子,栗山千明,生瀬勝久他

1ヶ月フリーパスポートの有効期限が切れる前日は、
ちょうどダンナの帰りが遅くなる日で、晩ごはんの支度不要だったため、
今年度はじめての有休を取ってTOHOシネマズ梅田へ。
未見の作品がほとんどなく、どれかもう一度観るか、
フリーパスは使えなくても他劇場で何か観るか、悩んだまま家を出発。

観ることが決まっていたのは未見の2本で、うち1本が本作。
“チーム・バチスタ”シリーズの原作はほぼ読んでいますが、TVドラマ版は未見。
映画版の『チーム・バチスタの栄光』(2008)と『ジェネラル・ルージュの凱旋』(2009)は観たけれど、
同じ役名でも演じる役者が異なっていて、
竹内結子と阿部寛のイメージが強かった私にとっては「へ~っ」。

東城大学医学部付属病院の特別愁訴外来担当医・田口公平(伊藤淳史)は、
厚生労働省のゴキブリ官僚と揶揄される白鳥圭輔(仲村トオル)とともに、
日本初の死因究明システムAi(死亡時画像診断)センター発足に向けて奔走中。
アメリカからマサチューセッツ医科大学の教授でMRI診断領域の第一人者、
東堂文昭(生瀬勝久)がやってきてAiセンター顧問に着任、
同時に今回の目玉である巨大なMRI“リヴァイアサン”が搬入される。

そんな折り、厚生労働省で白鳥の上司だった船橋直樹(中丸新将)が死亡。
発見者は船橋の妻(有森也実)で、彼女が海外から帰国すると、
船橋邸の地下室で直樹を含む医療関係者10人が倒れていたらしい。
9人はすでに息がなく、唯一の生存者・榊陽一(二階堂智)も意識不明。
東城大付属病院へと運び込まれるが、解剖しても死因がわからない。
東堂は設定を終えたリヴァイアサンで調べてみようと言う。

一方、まもなくオープンするAiセンターに脅迫状が届く。
内容から、白鳥に恨みを持つ医師・桜宮すみれ(栗山千明)の仕業ではないかと考える田口。
ちょうどAiセンターの取材に来ていた医療ジャーナリスト・別宮葉子(桐谷美玲)と親しくなり、
救命医・滝沢秀樹(松坂桃李)の幼なじみでもあるという彼女に、
田口はすみれの現在の居場所を突き止めてくれるよう頼むのだが……。

仲村トオルといえば、この間たまたま再放送で観たTVドラマ『棘の街』や、
大好きだった『空飛ぶタイヤ』が頭の中にあるので、
コミカルな演技をする人だというイメージが私にはあまりありません。
いつもと同じ声の出し方で、こんな弾けかたもするのですね。(^^)

TVドラマ版の延長に過ぎないといえば過ぎないのですが、それなりの楽しさ。
特に『ブラックペアン 1988』で泣かされた私としては、
その話も盛り込まれた終盤でやはり涙ぐんでしまい。
……フリーパスで観た映画でまったく泣かなかった作品が珍しいぐらい、泣き率高し。

阿部ちゃん演じる白鳥がとても気に入っていたので、
仲村トオルより阿部ちゃんのほうがいいなぁと思っていましたが、仲村トオルもアリですね。
嫌な奴バリバリが似合いすぎの生瀬勝久も最後はホロリとさせてくれて。

お互いの仕事に敬意を払う。そこが好きです。

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