『神様のカルテ2』
監督:深川栄洋
出演:櫻井翔,宮崎あおい,藤原竜也,要潤,吉瀬美智子,朝倉あき,原田泰造,
濱田岳,吹石一恵,西岡徳馬,池脇千鶴,市毛良枝,柄本明他
『ウォルト・ディズニーの約束』で4本ハシゴを〆た翌日、
午後は某先生の定年退官記念講演を聴きにいくことにして、午前中に1本だけ観ようかと。
前週末にTOHOシネマズで公開になった作品は前日にほぼ観てしまっているので、
残っているのはこれしかありません。
坂東玉三郎の『日本橋』も観たかったのですが、それはフリーパスポート利用対象外作品だそうで。
前作『神様のカルテ』(2011)と同じく深川栄洋監督。
再々書いているように、私はこの監督の作品の中では『真木栗ノ穴』(2007)がいちばん好きなのですが、
このところ『くじけないで』(2013)など「いい話」に偏っていて、
もしかするとあんな美しいホラーはもう撮らないのかなぁとちと残念。
「いい話」といえば、『抱きしめたい 真実の物語』でガックリきているため、
これもまたそのパターンかなと思って気乗りはしていなかったのですけれど。
長野県松本市にある365日24時間体制の本庄病院に勤務する栗原一止(櫻井翔)。
出産を控えた妻の榛名(宮崎あおい)に支えられ、今日も患者のために身を粉にして働く。
そこへ一止の大学の同期生だった進藤辰也(藤原竜也)が本庄病院へ赴任してくる。
大学時代の辰也はその態度を“医学部の良心”と言われるほど真面目。
患者のことを第一に考える男だったはずなのに、
ここへ来てからというもの、定時に来て定時に帰り、就業時間外の電話には一切出ない。
困り果てた看護師らが一止に泣きついてくる始末。
辰也の気持ちがまったくわからず、悩む一止。
そんな折り、一止の恩師で内科部長の貫田誠太郎(柄本明)が院内で倒れる。
これまで妻の千代(市毛良枝)とゆっくり過ごす時間もなかった誠太郎は、
皮肉にも病床に伏してはじめて、妻と過ごす時間に恵まれる。
誠太郎の病は血液の癌。それが専門である辰也が誠太郎を担当することになるのだが……。
まぁ良かったです。
で、考えてみました。これと『抱きしめたい 真実の物語』のどこがちがうのか。
だけど自分でよくわからなくて、私はいったい何が○で何が×なのか、誰かに教えてほしいくらい(笑)。
病気にかかったり怪我をしたりした人が、
あまりにも「頑張っています」と押しつけ気味に見せられると冷めちゃうのかなぁ。
本作はそんなこともなく、熱い医師たちの姿には泣かされます。
「医師の話をしているのではない、人間の話をしているのだ」、
予告編でさんざん耳にしながらも誰に向かって放たれたかわからなかったこの台詞、スッキリ。
『男子高校生の日常』(2013)や『HK/変態仮面』(2013)でしつこすぎて食傷した佐藤二朗、
糖尿病患者役だった今回はいい感じ。
これを観終わってから万博公園へ。
某先生の退官記念講演は、『月光仮面』の話に興味を惹かれました。
1950年代後半の『月光仮面』に登場する悪役は東南アジア人風。
しかも「アジア民族文化研究所」なる建物が現れ、
ここは悪の巣窟として描かれているんですと!
監督:深川栄洋
出演:櫻井翔,宮崎あおい,藤原竜也,要潤,吉瀬美智子,朝倉あき,原田泰造,
濱田岳,吹石一恵,西岡徳馬,池脇千鶴,市毛良枝,柄本明他
『ウォルト・ディズニーの約束』で4本ハシゴを〆た翌日、
午後は某先生の定年退官記念講演を聴きにいくことにして、午前中に1本だけ観ようかと。
前週末にTOHOシネマズで公開になった作品は前日にほぼ観てしまっているので、
残っているのはこれしかありません。
坂東玉三郎の『日本橋』も観たかったのですが、それはフリーパスポート利用対象外作品だそうで。
前作『神様のカルテ』(2011)と同じく深川栄洋監督。
再々書いているように、私はこの監督の作品の中では『真木栗ノ穴』(2007)がいちばん好きなのですが、
このところ『くじけないで』(2013)など「いい話」に偏っていて、
もしかするとあんな美しいホラーはもう撮らないのかなぁとちと残念。
「いい話」といえば、『抱きしめたい 真実の物語』でガックリきているため、
これもまたそのパターンかなと思って気乗りはしていなかったのですけれど。
長野県松本市にある365日24時間体制の本庄病院に勤務する栗原一止(櫻井翔)。
出産を控えた妻の榛名(宮崎あおい)に支えられ、今日も患者のために身を粉にして働く。
そこへ一止の大学の同期生だった進藤辰也(藤原竜也)が本庄病院へ赴任してくる。
大学時代の辰也はその態度を“医学部の良心”と言われるほど真面目。
患者のことを第一に考える男だったはずなのに、
ここへ来てからというもの、定時に来て定時に帰り、就業時間外の電話には一切出ない。
困り果てた看護師らが一止に泣きついてくる始末。
辰也の気持ちがまったくわからず、悩む一止。
そんな折り、一止の恩師で内科部長の貫田誠太郎(柄本明)が院内で倒れる。
これまで妻の千代(市毛良枝)とゆっくり過ごす時間もなかった誠太郎は、
皮肉にも病床に伏してはじめて、妻と過ごす時間に恵まれる。
誠太郎の病は血液の癌。それが専門である辰也が誠太郎を担当することになるのだが……。
まぁ良かったです。
で、考えてみました。これと『抱きしめたい 真実の物語』のどこがちがうのか。
だけど自分でよくわからなくて、私はいったい何が○で何が×なのか、誰かに教えてほしいくらい(笑)。
病気にかかったり怪我をしたりした人が、
あまりにも「頑張っています」と押しつけ気味に見せられると冷めちゃうのかなぁ。
本作はそんなこともなく、熱い医師たちの姿には泣かされます。
「医師の話をしているのではない、人間の話をしているのだ」、
予告編でさんざん耳にしながらも誰に向かって放たれたかわからなかったこの台詞、スッキリ。
『男子高校生の日常』(2013)や『HK/変態仮面』(2013)でしつこすぎて食傷した佐藤二朗、
糖尿病患者役だった今回はいい感じ。
これを観終わってから万博公園へ。
某先生の退官記念講演は、『月光仮面』の話に興味を惹かれました。
1950年代後半の『月光仮面』に登場する悪役は東南アジア人風。
しかも「アジア民族文化研究所」なる建物が現れ、
ここは悪の巣窟として描かれているんですと!