『変態小説家』(原題:A Fantastic Fear of Everything)
監督:クリスピアン・ミルズ
出演:サイモン・ペッグ,クレア・ヒギンズ,アマラ・カラン,ポール・フリーマン,アラン・ドレイク他
ちょうど1カ月前にDVDレンタル開始。
絶対スベるだろうという確信を抱いてはいたものの、
サイモン・ペッグを無視するわけにはいきません。
『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』を観てから何カ月も経過、
久々にあのおバカさに乗せられてみることに。
2012年のイギリス作品で、日本未公開、当たり前だっちゅうの。
ジャックはハリネズミの“ハロルド”を主人公にした絵本で一発当てた児童文学作家。
続編も人気を博しそうな雰囲気で、このまま行くのが無難。
しかし、本当に書きたいのは犯罪小説。
ヴィクトリア朝の芸術的とも言える殺人に手を染めた犯人たちについて調べるうち、
自分は殺人鬼に狙われてるのではないかという妄想に取り憑かれる。
遅々として筆が進まないジャックを女性代理人クレアは見放し気味だが、
ハリウッドの大物プロデューサーがジャックのアイデアに興味を示しているらしい。
その大物の名前を聞き、ジャックは愕然とする。
ハービー・クリッペン・ハンフリーズ、有名な連続殺人犯とミドルネームが同じなのだ。
やはり自分は狙われていて、これは罠かもしれないとジャックは考える。
とりあえずはハービーに会いに行くようにとクレアから言われ、
身支度を調えようとするが、妄想のせいでずっと外出が困難だったため、着ていく服がない。
せめて清潔なシャツを着たいのに、家のあちこちに殺人鬼が潜んでいるような気がして、
このところ洗濯機を回すこともできなかった。
手洗いしたシャツと下着と靴下を乾かすべくオーヴンに放り込んだら、
いつのまにか火が出て家の中に煙が立ちこめる。
こうなればコインランドリーへ行くしかない。
意を決してジャックはコインランドリーへと向かうのだが……。
ジャックが何よりも恐れているのがコインランドリーなのです。
まだ幼い頃に母親に連れられて行ったコインランドリー。
そこで置き去りにされた過去があり、ジャックのトラウマに。
大好きだった母親がコインランドリーで自分を残して消えてしまったら、
それはもう悲しく辛い思い出の場でしかないと同情しますが、
人前で洗濯物をさらすことにもただならぬ恐れを感じています。
家を出る前に接着剤の付いた手でナイフを握ったものだから、
コインランドリーへ出かけたジャックの手にはナイフがくっついたまま。
コートのポケットに手を突っ込んで隠していましたが、
ふとしたはずみでポケットから手が出てしまい、コインランドリー内は大騒ぎに。
警察に取り押さえられてドタバタ、運良くそこから逃げ出したら、
今度は妄想ではない連続殺人犯らしき男につかまって、
コインランドリーの地下に美人客サンギートとともに放り込まれてしまいます。
こうして書いているとなかなか楽しそうに思えますが、スベりまくり。(^o^;
いつもサイモン・ペッグとコンビを組んでいるニック・フロストがいないのは、
ボケとツッコミのツッコミ役がいないのと同じ。
ひとりでボケてツッコミを入れてというわけにも行かず、苦しい。
監督は英国のロックバンドのボーカリストで、音楽大好きな模様。
ジャックがラップでノリノリだったり、
地下にジャックを閉じ込める男がCDラジカセを持参して
これからというときにかける曲が“ファイナル・カウントダウン”だったり、
なかなか楽しい場面もあるにはあるんです。
ならば、こんな中途半端なホラーコメディではなく、
音楽をもっとちりばめたコメディを撮ってくれれば良かったのに。
だけど、こんな作品ほど、観たことは忘れないのですよねぇ、なぜか。
洗濯は、こまめにしましょう。
監督:クリスピアン・ミルズ
出演:サイモン・ペッグ,クレア・ヒギンズ,アマラ・カラン,ポール・フリーマン,アラン・ドレイク他
ちょうど1カ月前にDVDレンタル開始。
絶対スベるだろうという確信を抱いてはいたものの、
サイモン・ペッグを無視するわけにはいきません。
『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』を観てから何カ月も経過、
久々にあのおバカさに乗せられてみることに。
2012年のイギリス作品で、日本未公開、当たり前だっちゅうの。
ジャックはハリネズミの“ハロルド”を主人公にした絵本で一発当てた児童文学作家。
続編も人気を博しそうな雰囲気で、このまま行くのが無難。
しかし、本当に書きたいのは犯罪小説。
ヴィクトリア朝の芸術的とも言える殺人に手を染めた犯人たちについて調べるうち、
自分は殺人鬼に狙われてるのではないかという妄想に取り憑かれる。
遅々として筆が進まないジャックを女性代理人クレアは見放し気味だが、
ハリウッドの大物プロデューサーがジャックのアイデアに興味を示しているらしい。
その大物の名前を聞き、ジャックは愕然とする。
ハービー・クリッペン・ハンフリーズ、有名な連続殺人犯とミドルネームが同じなのだ。
やはり自分は狙われていて、これは罠かもしれないとジャックは考える。
とりあえずはハービーに会いに行くようにとクレアから言われ、
身支度を調えようとするが、妄想のせいでずっと外出が困難だったため、着ていく服がない。
せめて清潔なシャツを着たいのに、家のあちこちに殺人鬼が潜んでいるような気がして、
このところ洗濯機を回すこともできなかった。
手洗いしたシャツと下着と靴下を乾かすべくオーヴンに放り込んだら、
いつのまにか火が出て家の中に煙が立ちこめる。
こうなればコインランドリーへ行くしかない。
意を決してジャックはコインランドリーへと向かうのだが……。
ジャックが何よりも恐れているのがコインランドリーなのです。
まだ幼い頃に母親に連れられて行ったコインランドリー。
そこで置き去りにされた過去があり、ジャックのトラウマに。
大好きだった母親がコインランドリーで自分を残して消えてしまったら、
それはもう悲しく辛い思い出の場でしかないと同情しますが、
人前で洗濯物をさらすことにもただならぬ恐れを感じています。
家を出る前に接着剤の付いた手でナイフを握ったものだから、
コインランドリーへ出かけたジャックの手にはナイフがくっついたまま。
コートのポケットに手を突っ込んで隠していましたが、
ふとしたはずみでポケットから手が出てしまい、コインランドリー内は大騒ぎに。
警察に取り押さえられてドタバタ、運良くそこから逃げ出したら、
今度は妄想ではない連続殺人犯らしき男につかまって、
コインランドリーの地下に美人客サンギートとともに放り込まれてしまいます。
こうして書いているとなかなか楽しそうに思えますが、スベりまくり。(^o^;
いつもサイモン・ペッグとコンビを組んでいるニック・フロストがいないのは、
ボケとツッコミのツッコミ役がいないのと同じ。
ひとりでボケてツッコミを入れてというわけにも行かず、苦しい。
監督は英国のロックバンドのボーカリストで、音楽大好きな模様。
ジャックがラップでノリノリだったり、
地下にジャックを閉じ込める男がCDラジカセを持参して
これからというときにかける曲が“ファイナル・カウントダウン”だったり、
なかなか楽しい場面もあるにはあるんです。
ならば、こんな中途半端なホラーコメディではなく、
音楽をもっとちりばめたコメディを撮ってくれれば良かったのに。
だけど、こんな作品ほど、観たことは忘れないのですよねぇ、なぜか。
洗濯は、こまめにしましょう。