夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

2014年09月18日 | 映画(か行)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(原題:Guardians of the Galaxy)
監督:ジェームズ・ガン
出演:クリス・プラット,ゾーイ・サルダナ,デイヴ・バウティスタ,ジャイモン・フンスー,
   ジョン・C・ライリー,グレン・クローズ,ベニチオ・デル・トロ他
声の出演:ヴィン・ディーゼル,ブラッドリー・クーパー,ロブ・ゾンビ,セス・グリーン他

職場ではずいぶん前から「邪悪な目つきのアライグマ」が人気。
ほならとりあえず私が観てくるわということで。

結構な客の入りだった『るろうに剣心 伝説の最期編』
その上を行くのが本作で、晩の回までずっと満席。
2日前にネットで座席予約をしたときにはまだたくさんの空席があり、
それでも後方の席の端っこは埋まっていたため、
思い切って最前列の端っこ(隣が車椅子席なのでほぼ中央)を取りました。

オープニングにかかる曲は10ccの“I'm Not in Love”。
個人的にはこれ以上にないツカミ、ばっちりです。

1988年に病気の母親を亡くし、泣き暮れていたところを誘拐されたピーター。
以降、窃盗・密輸団“ラヴァジャーズ”に育てられ、26年後の今に至る。
ラヴァジャーズのリーダー、ヨンドゥのもと、お宝を探しつつ、
エイリアン女性を次々とナンパしてモノにするプレイボーイだ。

あるとき、ピーターは謎のパワーストーン“オーブ”を入手。
これが超高値で買い取ってもらえるものだと知り、くすねることに。

ところが、オーブは銀河全体をも支配できる強力な力を秘めるパワーストーンで、
銀河の支配を目論むクリー帝国のロナンが目をつけていたもの。
ロナンの悲願は、銀河を司るノバ帝国の首都ザンダー星を壊滅させること。
それには何が何でもオーブが必要だと、暗殺者ガモーラにピーターを追わせる。
また、ピーターにお宝を持ち逃げされたと怒るヨンドゥ、
そしてノバ帝国の平和維持部隊からもピーターは追われるはめに。

さらには、バウンティハンターのアライグマ、ロケットが、
相棒である木のヒューマノイド、グルートとともに、賞金がかかったピーターを発見。
これはいただきだと思いきや、ガモーラに邪魔をされる。
もみ合っているうちに平和維持部隊に全員捕まり、刑務所へ入れられてしまう。

ピーターは自分を追ってきた面々に、脱獄してオーブを売りに行こうと持ちかける。
売った金を山分けする話に乗ったロケットとグルート、
ロナンの指示でピーターを追ってきたが、実は最初からロナンを裏切るつもりだったガモーラ、
それにロナンに家族を殺されたドラックス・ザ・デストロイヤーが復讐心から加わって脱獄。
とっととオーブを売って別れるはずが、ロナンの目論見を知り、
銀河を守るために戦いに挑むのだが……。

監督は『スーパー!』(2010)がなかなか楽しかったジェームズ・ガン。
『スーパー!』に物凄く嫌な奴の役で出演していたケヴィン・ベーコン
彼に対する罪ほろしかのような持ち上げる台詞に爆笑。
ピーターと行動をともにする面々には比喩なるものがまったく通じず、
「ケツの穴が小さい」などという言葉をストレートに解釈するのがいちいち可笑しい。

アメリカでサントラがバカ売れしたそうで、それもよくわかります。
だって欲しいもの、このサントラ。
冒頭の10ccはもちろんのこと、挿入歌は1970年代と1980年代の曲ばかり。
しかもカセットテープというところにツボを刺激されまくりました。
なにせ、新車を購入するさいに「カセットテープ対応のオーディオはもうありません」と言われて、
前車のカセットテープ対応オーディオを移してもらったぐらいですから。

難を言えば、ピーター役のクリス・プラットとロケット役のブラッドリー・クーパーの声が
なんだか似すぎていて(全然ちがうはずなのに)、
たまにどちらが喋っているのかわからなくなることでしょか。
“I am Groot”としか言わないグルート役のヴィン・ディーゼル
その一文でさまざま気持ちを表現できるように、説明付きの台本があったと聞いてニッコリ。

続編、お待ちしています。

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