『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』
監督:江口カン
出演:岡田准一,木村文乃,堤真一,平手友梨奈,安藤政信,黒瀬純,好井まさお,
山本美月,佐藤二朗,井之脇海,安田顕,佐藤浩市他
109シネマズ箕面にて。
今年2月に公開予定だったところ、コロナ禍で延期に。
4カ月以上遅れてやっと公開になりました。
どんな相手も6秒で殺すという噂の凄腕の殺し屋ファブル(岡田准一)。
佐藤という偽名を使い、同業者のヨウコ(木村文乃)と兄妹のふりをして生活している。
ファブルは、4年前に自分が殺した相手の車に同乗していた少女・ヒナコ(平手友梨奈)を見かける。
彼女はそのとき車から落下したことが原因で車椅子に乗る身。
そして彼女はNPO団体の代表を務める宇津帆(堤真一)のもとにいるらしい。
宇津帆は子どもたちの未来を守ることを標榜しているが、それは表向き。
実は過保護な親たちから金を巻き上げることが目的。
どういう事情でヒナコは奴のもとにいるのか。
かつて救えなかったヒナコを救うため、ファブルは行動に出るのだが……。
休業中は絶対に人を殺してはなりません。
もしそんなことをしたら、ファブルがボスに殺される。
ファブルを心配するヨウコは、「普通」の生活をしろとファブルに釘をさしますが、
ファブルは言います、「責任」こそ普通ということではないのかと。
ちょっとスベリ気味の感を否めないシーンや台詞が結構あります。
でも、ウザイウザイと長年思っていた佐藤二朗がこのごろ可笑しいし、
佐藤二朗のほうが変わったわけではないから、私が変わったのでしょう。
宇津帆の手下・鈴木役で安藤政信が出ています。
最近あまり彼をがっつり見た記憶がなくて、
ものすごく知っている顔だけど誰だったっけと、
エンドロールを見るまで思い出せませんでした。
冷酷な殺し屋だけど真っ当な考えも持ち合わせる彼が終盤活躍を見せて楽しかった。
こんなゲス野郎を堤さんには演じてほしくなかったけれど、
ぴったりハマっていて嫌いになりそう(笑)。
たぶんロリコンネタが駄目なんですね、私。
エンドロールが終わるまで席を立っては駄目ですよ。
ボスを見逃しますから。
これもまだ続編を作れそうか!?