『シノノメ色の週末』
監督:穐山茉由
出演:桜井玲香,岡崎紗絵,三戸なつめ,中井友望,山田キヌヲ,工藤阿須加他
イオンシネマ茨木にて、前述の『アイス・ロード』とハシゴ。
スラリ長身だと思っていたのに、小柄なモデルという設定で、思わず身長を調べました。
そっか、モデルで156cmというとずいぶんちっちゃい人になるのですね。
穐山茉由監督の名前も存じ上げなくてすみません。初鑑賞です。
ミレイこと大月美玲(桜井玲香)、マリリンこと一ノ宮まり(岡崎紗絵)、
アンディこと安東雅美(三戸なつめ)は、10年前に篠の目女子高校を卒業した。
3人とも放送部出身。
モデルの仕事に就きながらなかなか売れずに悩むミレイのもとへ、
アンディから久しぶりに連絡が入る。
この春に廃校した母校がまもなく取り壊されることになったらしく、
その前に母校を見に行かないかという誘いだった。
待ち合わせ場所には、部長でお堅いイメージだったマリリンの姿も。
あまりの雰囲気の変化に驚くミレイ。
再会を喜ぶ3人は、立ち入り禁止の母校に忍び込み、
以降、毎週末まるで部活のごとく集うように。
同様に母校に忍び込んでいた杉野あすか(中井友望)も仲間入りして……。
自分がもう若くないからか、こういう作品を観ているとこちらが気恥ずかしい。
決してつまらないわけではなく、ただなんだか恥ずかしくて苦笑い。
そのせいで、どうでもいいことにいろいろツッコミ入れたくなります。
タイムカプセルをどこかに埋めたはずだというけれど、
そんな適当にその辺を掘り返したって出てくるはずないやろ!とか。
出てこないのにまたまた同じように掘っていたりして、そのさまが見苦しい(笑)。
でも結構楽しかったんです。
私たちの時代にはなかった「紺ソ」という言葉とかを聞くと、へ~っと驚いたりも。
紺ソが普通だった最近の女子高生にとっては、
白の普通のソックスのほうを可愛いと言ったり、そんな会話も楽しい。
女ばかりが出てくるなか、黒一点は工藤阿須加。
マリリンの取引先のやり手プランナーとして登場します。
彼が女子たちに問われて聞かせる話には耳を傾けたくなりました。
同性愛を思わせる台詞もあるのは、やはり最近の作品。
スーパーヒーローものも青春ものも、性別なにも関係ない時代になったのはいいけれど、
あまりそこを強調されると、そんなに取って付けたような台詞を入れなくてもと思うのです。
それともまだまだ関係なくはないってことなのでしょうかね。