夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ツイスターズ』〈字幕版〉

2024年08月09日 | 映画(た行)
『ツイスターズ』(原題:Twisters)
監督:リー・アイザック・チョン
出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ,グレン・パウエル,アンソニー・ラモス,モーラ・ティアニー,ブランドン・ペレア,
   サッシャ・レイン,ハリー・ハデン=ペイトン,ケイティ・オブライアン,デヴィッド・コレンスウェット他
 
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた大ヒット作『ツイスター』(1996)の続編ですと。
だけど話が続いているというわけではありません。
グレン・パウエル見たさにちょうど今日から1週間前、封切り日に109シネマズ箕面へ行きました。
吹替版も公開されていますが、まずはやはり字幕版でしょう。
 
本作もスピルバーグの製作総指揮。監督は『ミナリ』(2020)のリー・アイザック・チョン。
一応ダブル主演ということになるようで、その片方がグレン・パウエル、
もう片方が『ザリガニの鳴くところ』(2022)のデイジー・エドガー=ジョーンズです。
 
オクラホマで生まれ育ったケイトは、気象に関して絶対的な勘を持っている。
竜巻の多いこの土地で、なんとか被害を減らそうと幼い頃から研究しつづけ、
恋人を含む気の好い仲間たちと5人で「竜巻を手なずける」を目標に竜巻を追う。
しかしある日、想定以上の竜巻が起こり、ケイトとハビを除く3人が死亡する。
 
それから5年が経過。
ケイトはNOAA(アメリカ海洋大気庁←字幕では国立気象局)に職を得て、ニューヨークでひとり暮らし。
彼女の確かな天気の読みは同僚たちからも一目置かれているが、
かつて自分の無謀とも言える行動のせいで仲間を失ったことが心から離れない。
 
そんなとき、軍入隊を経て竜巻を調査する会社に就職したハビが突然訪ねてくる。
ハビは大口の出資者を得て多くの部下を従え、竜巻を追っているらしい。
開発中の竜巻スキャンシステムを完成させるためにはケイトの力が必要だと言い、
気乗りせずもケイトは協力しようと、一緒にオクラホマへと帰郷する。
 
そこには竜巻チェイサーとして有名な人気YouTuber、タイラーとその一団がいた。
大音量で音楽を流しながら竜巻が発生しそうな場所に現れ、
彼の顔がプリントされたTシャツやグッズを売る様子を見てケイトは眉をひそめる。
タイラーを取材にロンドンからやってきたという記者までいるから呆れる。
 
最初はタイラーの行動に反感を抱いていたケイトだったが、見た目とは違う彼に触れて印象が変わる。
そして、どうにかして竜巻をしずめようと協力しあうようになり……。
 
冒頭、5人のうち3人が竜巻に飛ばされて呆気なく死んだときは不謹慎にも笑ってしまいました。
えっ、この5人で調査をつづけるのかと思ったら、3人も死ぬんかいと思って。
 
『トップガン マーヴェリック』のハングマンの印象が抜けないグレン・パウエル。
本作でも台詞や仕草にいちいちハングマンを思い出しましたが、結構好きです。
デイジー・エドガー=ジョーンズは透明感があって○。
ふたりの間に恋愛感情が生まれるのはおきまりのパターンだけれど、キスシーンのひとつもないところが逆に新鮮。
 
ネタバレになりますが、ハビのことを信頼して力を貸そうとしたのに、
実はスポンサーは不動産投資家で、竜巻で壊滅した町を買い叩いていたという。
お金がなければ研究を進められないからハビもその片棒を担いでいたのでした。
それがわかってケイトとハビは決裂ということになるかと思いきや、
良心が痛むのを感じていたハビは最終的にはケイトとタイラー側につきます。
 
オクラホマってそんなに竜巻が多いんですか。
竜巻をしずめるにはこの方法が実際どれくらい有効なのか興味が沸きます。
 
めちゃくちゃ良かったとは思わないけど、こんな映画は大画面で観ないと意味ないでしょう。
楽しかった。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『めくらやなぎと眠る女』〈... | トップ | 『赤羽骨子のボディガード』 »

映画(た行)」カテゴリの最新記事