『グランツーリスモ』(原題:Gran Turismo)
監督:ニール・ブロムカンプ
出演:デヴィッド・ハーバー,オーランド・ブルーム,アーチー・マデクウィ,
ダレン・バーネット,ジェリ・ハリウェル・ホーナー,平岳大,ジャイモン・フンスー他
連休中日、夙川でひとりランチした後、TOHOシネマズ梅田にて2本。
私もプレイステーションを持ってはいましたが、RPG専門。
“グランツーリスモ”が世界的人気を誇るドライビングゲームだとは知らず、
そのゲーマーからプロのレーシングドライバーを発掘して育成するプロジェクト、
“GTアカデミー”なんてものがあったとも知りませんでした。
ゆえに、その話に惹かれたというよりは、ニール・ブロムカンプ監督作品だということに惹かれて。
“グランツーリスモ”にのめり込んでいる青年ヤン・マーデンボローは、
父親に呆れられながらも本物のレーサーになる夢を諦めきれず、
ゲームで好タイムを叩き出して“GTアカデミー”の予選会に参加するチャンスを得る。
“GTアカデミー”とは、SCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)と日産自動車が主催する、
優秀なゲームプレイヤーたちをプロレーサーとして育成するための選抜プログラム。
アカデミー参加者の指導に当たるのは、元レーサーのジャック・ソルター。
ゲーマーがリアルなレースで通用するはずがないと内心では思っていたジャックだが……。
失礼ながら主人公ヤン役のアーチー・マデクウィにイマイチ花がない。
それよりもジャック役のデヴィッド・ハーバーがかっけーオッサン。
『バイオレント・ナイト』を観て以来、私は完全にこのオッサンの虜です。
久々に見るオーランド・ブルームは“GTアカデミー”の設立者ダニー・ムーア役。
“ロード・オブ・ザ・リング”シリーズで美しきエルフを演じていた頃が懐かしいですね。
アカデミーを勝ち抜いた者をひとりレーサーとしてデビューさせるに当たり、
インタビューの受け答えが上手かどうかなんてこともダニーは考慮したがる。
ヤンのタイムは1位だったけど、僅差で2位につけた者のほうがメディア受けが良い。
ダニーはヤンの採用に反対したものの、ジャックはタイムが示す通りにヤンを採用します。
この辺、花がない人じゃないと話としてダメなわけですね。(^^;
ゲーマーからプロレーサーになるのは確かに凄いことだけど、そんなゲームが凄くないですか。
タイヤの状態までゲーマーはちゃんとわかっている。びっくりしました。
ヤンがレース前に気分を高めるために聴く勝負曲に笑ってしまいました。
ケニー・Gとエンヤですって。イケイケの曲じゃないんだわ。
対するジャックの勝負曲はブラック・サバスらしい。
どの時代のブラック・サバスが彼のお気に入りかは知りませんが、
劇中ではオジー・オズボーンの歌声が何度か流れていました。
皆さんの勝負曲って何ですか。