『ボブ・マーリー:ONE LOVE』(原題:Bob Marley: One Love)
監督:レイナルド・マーカス・グリーン
出演:キングズリー・ベン=アディル,ラシャーナ・リンチ,ジェームズ・ノートン,トシン・コール,
ウミ・マイヤーズ,アンソニー・ウェルシュ,サンドラ・オークリー,マイケル・ガンドルフィーニ他
実家が綺麗さっぱり片付き、まだ母の死去に伴う事務手続きは若干残っているというものの、
そろそろ弟の闘病が始まる前の日常が戻ってきそうです。
この日は母の口座凍結のために梅田の銀行へ。
弟のときは、どこの銀行に口座を持っているのか全然わからず司法書士の方におまかせしましたが、
母の場合はそれがわかっています。
戸籍謄本などを取り寄せたらその手数料のほうが高くなるぐらいしか預金残高がないけれど(笑)、
私もいつ死ぬとも限らないのに口座を放置したままというのもなぁと思い。
母の口座の凍結手続きに行くのは2行(こう)目でしたが、同じ案件でもその手続きにかかる時間が違いすぎる。
先日行ったひとつめの銀行では1時間半ほどかかったため、今回もそのつもりで出かけたら、なんと15分かからずに終了。
相続の代表者も、父と娘が遺っている場合、1行目では配偶者が優先と言われたのに、
2行目では「ご家族の間で話し合っていただければ、代表者はどなたでもかまいません」とのこと。
むしろちゃんと連絡がついて話ができる人が代表者であるほうがいいということなんですね。
そのほうが理に適っていると思いませんか。
で、銀行での用事はすぐに済んだので、ゆっくり北新地まで歩いてまずスタバへ。
それからこちらのお店でひとりランチ、ビールとワインをガバガバ飲んで酔っぱらった後、性懲りもなく映画へ。
ええ、寝ましたとも。爆睡。(^^;
ただまぁ、ほかの作品よりも本作のほうが寝ても大丈夫だからと選んでいましたから、こうなるのは想定済み。
父親は軍人でたいそう裕福な白人、母親がジャマイカ人。
鑑賞後に調べたら、父親が61歳で母親は16歳だったというのですから、こりゃもう犯罪だと思ってしまいましたが。
こんな年齢では、父親が逝くのも早い。母親と共に残されたボブはスラム街で育ったそうです。
そのせいかおかげか、毎日音楽に浸る日々。
“ラスタファリ”という、労働者階級や農民の間に根付く宗教的思想に傾倒しつつ、
早くから作曲も始めていた彼は、オーディションなどを経て音楽家として活動するように。
もう序盤から睡魔に襲われていましたので、どんなふうに本作が進んだのか定かではありません。
ただ、音楽に平和への願いを込め、銃撃されようが何をされようが音楽をやめなかった人。
爪にがんを発症し、たった36歳でこの世を去っています。
ずっと「自由」を信じていた彼の音楽は、レゲエを知らない人でも耳にしたことがあるはず。
タイム誌が「20世紀最高の音楽アルバム」に選んだ『エクソダス』を私は通しで聴いたことがないのです。
聴いてみなくちゃと思っています。
さて、映画も終わって少々酔いがさめた頃、甲子園へ向かう。