『KAPPEI カッペイ』
監督:平野隆
出演:伊藤英明,上白石萌歌,西畑大吾,大貫勇輔,古田新太,森永悠希,
浅川梨奈,倉悠貴,橋本じゅん,関口メンディー,鈴木福,かなで,
岡崎体育,アントニー,大トニー,山本耕史,小澤征悦他
109シネマズ箕面にて。
原作は若杉公徳の同名コミック。
隔週雑誌『ヤングアニマル』に2011年から2014年にかけて連載されていたのだそうです。
2008年に映画化された『デトロイト・メタル・シティ』の原作者でもあります。
監督の平野隆はプロデューサーとして活躍してきた人。
主なプロデュース作品を見ると、『余命1ヶ月の花嫁』(2009)、『アントキノイノチ』(2011)、
『糸』(2020)に至っては原案まで彼によるもので、凄腕ですね。そんな彼の初監督作がこれ。
人里離れた地で殺人拳“無戒殺風拳”の道場を開いていた師範(古田新太)のもと、
“ノストラダムスの大予言”を信じ、1999年に来る終末世界に備えてきた男たち。
幼少期から修行に明け暮れてきた彼らだが、何年経っても終末は来ない。
2022年、師範はついに道場の解散を言い渡す。
出番のない“終末の戦士”となった勝平(伊藤英明)は、東京へと流れ着く。
そこで不良(アントニー&大トニー)に絡まれている大学生・入間啓太(西畑大吾)を助け、
そのまま啓太の部屋に居候し続ける勝平だったが、
彼同様に道場の解散で野に放たれた守(大貫勇輔)と再会。
守もやはり初めての恋を経験して苦しんでいた。
終末が来ないなら作ってやると息巻く正義を説得する勝平と守。
そんなある日、道場最強だった英雄(小澤征悦)がハルと同じ店でバイトしていることが判明。
英雄は勝平らと同志だという素振りはいっさい見せず、青春を取り戻そうとしていた。
ハルへの想いを打ち明ける勝平に、自分もハルのことが好きだと英雄は言い……。
キャストが楽しいですねぇ。
ハルの片想いの相手は、お世辞にもカッコイイとは言えない岡崎体育。
守が恋い焦がれる相手に“3時のヒロイン”のかなで。そのかなでが恋するダンサー役が関口メンディー。
正義を崇める中学生ヤンキーに鈴木福。「マルマルモリモリしてやるって言ってるんだよぉ」なんて台詞も。
いやね、普通に考えてキモイですよ。
だって、伊藤英明も山本耕史も小澤征悦も45歳を過ぎていますから。
そんなオッサンたちが20歳を過ぎたばかりの女子にほっぺた赤くしているのはおかしいでしょ。
普通なら観る気にもならないところですが、そこはギャグ。まぁいいや。
とてもバカバカしいです。でもところどころふいた。
こういう映画は憎めません。