『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』(原題:Chef)
監督:ジョン・ファヴロー
出演:ジョン・ファヴロー,ソフィア・ベルガラ,ジョン・レグイザモ,スカーレット・ヨハンソン,
オリヴァー・プラット,ボビー・カナヴェイル,ダスティン・ホフマン,ロバート・ダウニー・Jr.他
前述の『幕が上がる』が終わって5分後、TOHOシネマズ梅田別館アネックスにて上映開始。
この日の本命は何が何でも観たかったこちらでした。
太めでチリチリ頭、ちょっと額が後退してハゲ気味。
憎めない風貌から善人役が多くて、常に絶妙の間合いで笑いをもたらしてくれる名脇役。
どう見ても監督っぽくは見えないその人がジョン・ファヴロー。
役者のイメージが強いけど、誰もが知っている“アイアンマン”シリーズの監督さん。
ものすごく楽しんで映画を撮っている人なんだろうなぁといつも思います。
そのジョン・ファヴローが監督・脚本・製作・主演すべて担当。
楽しくないはずがない、心温まるコメディ作品です。
ロサンゼルスの一流フレンチレストラン“ガロワーズ”でシェフを務めるカール。
オーナーのリバからは料理に関する指図は受けないという約束で契約していたが、
厨房をしょっちゅうチェックしにくるリバが実に鬱陶しい。
その日の晩は、ブログが大人気のグルメ評論家ラムジーが来店予定。
ラムジーがカールの料理を食べて絶賛したのは10年前のこと。
あの頃のままの料理を出すのは駄目だと、カールは発奮する。
ラムジーが必ずや驚くであろう料理を準備していたところ、
リバがやってきて言う、「勝手は許さない、今までどおりの料理をつくれ」と。
言うことが聞けないなら辞めろと言われ、カールは渋々いつもの料理を。
時代遅れも甚だしいその料理を案の定ラムジーは酷評。
ツイッターを通じてラムジーのブログが瞬く間に拡散する。
怒ったカールは、元妻イネスが引き取っている息子パーシーからツイッターの使い方を習い、
ラムジー個人に宛てたつもりで反論の暴言メールを送信。
ところがこれはもちろん個人宛ではなく、公開の喧嘩のようになってしまう。
俺の料理を食いに来いと言い放ったところ、ヤジウマで店は大にぎわい。
なのにその日も準備中にリバから横やりが入り、ついにカールはクビを言い渡される。
二番手シェフのトニーがつくる「いつもの料理」にラムジーは呆れ顔。
それをまたツイッターでつぶやいているのを知ったカールは店に殴り込みに。
その様子がネットで中継されて、はからずもカールは有名人となってしまう。
再就職口なんていくらでもあると思っていたのに、
有名人になったことは功を奏さず、どこも雇ってくれない。
どうせプーなんだから親子3人で家族旅行しようとイネスから持ちかけられ、
カールの料理人人生が始まった場所マイアミへ。
イネスの父親と食事した折り、妙案が浮かんだカールは、
イネスの前夫マービン(カールはイネスの二番目の夫らしい)に頼み、
フードトラック(料理の移動販売車)を用意してもらうことに。
忙しいイネスからパーシーの子守りを言いつけられていたカールは、
パーシーを連れてキューバ料理の移動販売を開始。
“ガロワーズ”でカールをボスと慕っていたマーティンも合流すると、
マイアミからロサンゼルスへ向けて大陸横断移動販売の旅が始まるのだが……。
嫌な人が出てきません。
確かに、リバ役のダスティン・ホフマンはちょっと嫌な奴ですが、
それも店のオーナーなら仕方ないことかという気がします。
「オーナーからあれこれ言われるのが嫌なら自分で店を持て」、
そういうことですよと悲しい顔をする雇われシェフやスタッフをたくさんお見かけしますもの。
道中困難にぶち当たるのかと思いきや、いいい話ばかり。和みます。
ジョン・ファヴローはやはりコメディのセンス絶大で、なにしろ会話のテンポが◎。
私のお気に入り、ジョン・レグイザモはマーティンを演じて、言わずもがなの面白さ、
友情出演だろうロバート・ダウニー・Jr.もマービン役でワラかしてくれます。
店のサービススタッフで登場するスカーレット・ヨハンソンがいつになく控えめで良し。
また、ラムジー役のオリヴァー・プラットも胡散臭くて実は良い人。
フードトラックに荷物を運び込むのを手伝ってくれた人に料理をふるまうとき、
焦げたパンを出そうとするパーシーにカールが言って聞かせる言葉にしんみり。
繁盛店になると同時にそんなパンも平気で店頭に並べるようになったシェフに聞かせたい。(^^;
タマがむずむずするときにはコーンスターチをかけるとスッキリするってホント!?
……こんな会話ゆえにPG12に指定されたのかしらん。
料理と音楽と笑いでおなかいっぱい。
監督:ジョン・ファヴロー
出演:ジョン・ファヴロー,ソフィア・ベルガラ,ジョン・レグイザモ,スカーレット・ヨハンソン,
オリヴァー・プラット,ボビー・カナヴェイル,ダスティン・ホフマン,ロバート・ダウニー・Jr.他
前述の『幕が上がる』が終わって5分後、TOHOシネマズ梅田別館アネックスにて上映開始。
この日の本命は何が何でも観たかったこちらでした。
太めでチリチリ頭、ちょっと額が後退してハゲ気味。
憎めない風貌から善人役が多くて、常に絶妙の間合いで笑いをもたらしてくれる名脇役。
どう見ても監督っぽくは見えないその人がジョン・ファヴロー。
役者のイメージが強いけど、誰もが知っている“アイアンマン”シリーズの監督さん。
ものすごく楽しんで映画を撮っている人なんだろうなぁといつも思います。
そのジョン・ファヴローが監督・脚本・製作・主演すべて担当。
楽しくないはずがない、心温まるコメディ作品です。
ロサンゼルスの一流フレンチレストラン“ガロワーズ”でシェフを務めるカール。
オーナーのリバからは料理に関する指図は受けないという約束で契約していたが、
厨房をしょっちゅうチェックしにくるリバが実に鬱陶しい。
その日の晩は、ブログが大人気のグルメ評論家ラムジーが来店予定。
ラムジーがカールの料理を食べて絶賛したのは10年前のこと。
あの頃のままの料理を出すのは駄目だと、カールは発奮する。
ラムジーが必ずや驚くであろう料理を準備していたところ、
リバがやってきて言う、「勝手は許さない、今までどおりの料理をつくれ」と。
言うことが聞けないなら辞めろと言われ、カールは渋々いつもの料理を。
時代遅れも甚だしいその料理を案の定ラムジーは酷評。
ツイッターを通じてラムジーのブログが瞬く間に拡散する。
怒ったカールは、元妻イネスが引き取っている息子パーシーからツイッターの使い方を習い、
ラムジー個人に宛てたつもりで反論の暴言メールを送信。
ところがこれはもちろん個人宛ではなく、公開の喧嘩のようになってしまう。
俺の料理を食いに来いと言い放ったところ、ヤジウマで店は大にぎわい。
なのにその日も準備中にリバから横やりが入り、ついにカールはクビを言い渡される。
二番手シェフのトニーがつくる「いつもの料理」にラムジーは呆れ顔。
それをまたツイッターでつぶやいているのを知ったカールは店に殴り込みに。
その様子がネットで中継されて、はからずもカールは有名人となってしまう。
再就職口なんていくらでもあると思っていたのに、
有名人になったことは功を奏さず、どこも雇ってくれない。
どうせプーなんだから親子3人で家族旅行しようとイネスから持ちかけられ、
カールの料理人人生が始まった場所マイアミへ。
イネスの父親と食事した折り、妙案が浮かんだカールは、
イネスの前夫マービン(カールはイネスの二番目の夫らしい)に頼み、
フードトラック(料理の移動販売車)を用意してもらうことに。
忙しいイネスからパーシーの子守りを言いつけられていたカールは、
パーシーを連れてキューバ料理の移動販売を開始。
“ガロワーズ”でカールをボスと慕っていたマーティンも合流すると、
マイアミからロサンゼルスへ向けて大陸横断移動販売の旅が始まるのだが……。
嫌な人が出てきません。
確かに、リバ役のダスティン・ホフマンはちょっと嫌な奴ですが、
それも店のオーナーなら仕方ないことかという気がします。
「オーナーからあれこれ言われるのが嫌なら自分で店を持て」、
そういうことですよと悲しい顔をする雇われシェフやスタッフをたくさんお見かけしますもの。
道中困難にぶち当たるのかと思いきや、いいい話ばかり。和みます。
ジョン・ファヴローはやはりコメディのセンス絶大で、なにしろ会話のテンポが◎。
私のお気に入り、ジョン・レグイザモはマーティンを演じて、言わずもがなの面白さ、
友情出演だろうロバート・ダウニー・Jr.もマービン役でワラかしてくれます。
店のサービススタッフで登場するスカーレット・ヨハンソンがいつになく控えめで良し。
また、ラムジー役のオリヴァー・プラットも胡散臭くて実は良い人。
フードトラックに荷物を運び込むのを手伝ってくれた人に料理をふるまうとき、
焦げたパンを出そうとするパーシーにカールが言って聞かせる言葉にしんみり。
繁盛店になると同時にそんなパンも平気で店頭に並べるようになったシェフに聞かせたい。(^^;
タマがむずむずするときにはコーンスターチをかけるとスッキリするってホント!?
……こんな会話ゆえにPG12に指定されたのかしらん。
料理と音楽と笑いでおなかいっぱい。