『幕が上がる』
監督:本広克行
出演:百田夏菜子,玉井詩織,高城れに,有安杏果,佐々木彩夏,
黒木華,ムロツヨシ,清水ミチコ,志賀廣太郎他
2月の「映画の日」は日曜日、3月の「映画の日」も日曜日。
2本観ることにして、本命の2本目とハシゴしやすかったのがこれ。
まずはTOHOシネマズ梅田本館にて本作を鑑賞。
原作は、劇作家である平田オリザ初の小説で、
“踊る大捜査線”シリーズの本広克行監督が、ももいろクローバーZを主演に迎えて映画化。
ももクロが何人構成のグループかも知らない私がついていけるのか。
毎年開かれる高校演劇の大会。
富士ヶ丘高校演劇部は今年もあっさり地区予選で敗退、それをもって先輩たちが引退した後、
新3年生となり、部長を押しつけられてしまったさおり(百田夏菜子)。
同じく3年生のユッコ(玉井詩織)、がるる(高城れに)におだてられ、
2年生の明美(佐々木彩夏)からは全幅の信頼を置かれているが、
どのようにして部員たちを引っ張っていけばいいのかわからない。
顧問のグッチこと溝口先生(ムロツヨシ)は悪い奴ではないが、
いつもヨタヨタおろおろして、演劇のことも全然知らない様子。
固定の部室もなく、空いている教室を練習に使わせてもらっていたところ、
新任の吉岡先生(黒木華)から練習方法について声をかけられる。
何も知らない新人教師の気まぐれだと腹を立てたさおりは、
簡単なことだと言うならばやってみせてくれと吉岡に言い放つ。
躊躇しつつも試しに演技をしてみせた吉岡に一同は魅入られる。
ネットで調べてみると、吉岡はかつて「学生演劇の女王」と呼ばれていたらしい。
当てにならない溝口よりも吉岡に演技指導をしてほしいと、さおりらは懇願。
溝口から顧問の座を取り上げるのは無理だが、見学ならと吉岡は了承する。
吉岡の指導で部員の志気は急上昇、演技もどんどん上達する。
地区予選なら今のレベルでも突破できる、その上を目指そうと言う吉岡。
ちょうどその頃、演劇の強豪校から中西(有安杏果)がワケありで転入してくる。
がるるの強引な勧誘に引いていた中西だったが、
さおりと話すうち、やはり演劇から離れたくないと思う。
こうして全国大会出場を目標に、猛練習に励み……。
普通に、というのか、かなり楽しかったです。
いったいどの子がももクロのメンバーなのかもわからないまま観はじめたわけですが、
とにかくみんなカワイイ。そして適度に熱い。
私の苦手な「がんばってるアピール」も強すぎることはなく、
青春っていいなぁと思うことしきり。
特にペッピンさんでもないのに、どんな役でも存在感のある黒木華ちゃんは、
本作では生徒たちを「君たち」と呼ぶカッコイイ女教師。
眼鏡がよく似合っていて、ハマっています。引き出しが多いですねぇ、彼女。
ホロリと来たのはさおりの母親を演じた清水ミチコの台詞。
漫画ばかり読んでいたさおりが演劇に没頭しはじめ、
しかも役者としてではなく脚本と演出に専念すると決めます。
受験勉強そっちのけで演劇のことを勉強するさおりから「心配?」と問われ、
母親は「そりゃ勉強してくれるほうがいいけどね」。
「だけど親は子どもに対してそればっかり望んでるわけじゃないから。
好きなことをしてくれたらいいなって思ってるのよ」。
大会を観にくる保護者の役で笑福亭鶴瓶や松崎しげるがちらりと出演。
客席への階段に浮かび上がったシルエットだけで誰だかわかる松崎しげるは、
歯だけ白すぎてワラける。
エンドロールは思いっきりももクロのPV。堪能してください。
監督:本広克行
出演:百田夏菜子,玉井詩織,高城れに,有安杏果,佐々木彩夏,
黒木華,ムロツヨシ,清水ミチコ,志賀廣太郎他
2月の「映画の日」は日曜日、3月の「映画の日」も日曜日。
2本観ることにして、本命の2本目とハシゴしやすかったのがこれ。
まずはTOHOシネマズ梅田本館にて本作を鑑賞。
原作は、劇作家である平田オリザ初の小説で、
“踊る大捜査線”シリーズの本広克行監督が、ももいろクローバーZを主演に迎えて映画化。
ももクロが何人構成のグループかも知らない私がついていけるのか。
毎年開かれる高校演劇の大会。
富士ヶ丘高校演劇部は今年もあっさり地区予選で敗退、それをもって先輩たちが引退した後、
新3年生となり、部長を押しつけられてしまったさおり(百田夏菜子)。
同じく3年生のユッコ(玉井詩織)、がるる(高城れに)におだてられ、
2年生の明美(佐々木彩夏)からは全幅の信頼を置かれているが、
どのようにして部員たちを引っ張っていけばいいのかわからない。
顧問のグッチこと溝口先生(ムロツヨシ)は悪い奴ではないが、
いつもヨタヨタおろおろして、演劇のことも全然知らない様子。
固定の部室もなく、空いている教室を練習に使わせてもらっていたところ、
新任の吉岡先生(黒木華)から練習方法について声をかけられる。
何も知らない新人教師の気まぐれだと腹を立てたさおりは、
簡単なことだと言うならばやってみせてくれと吉岡に言い放つ。
躊躇しつつも試しに演技をしてみせた吉岡に一同は魅入られる。
ネットで調べてみると、吉岡はかつて「学生演劇の女王」と呼ばれていたらしい。
当てにならない溝口よりも吉岡に演技指導をしてほしいと、さおりらは懇願。
溝口から顧問の座を取り上げるのは無理だが、見学ならと吉岡は了承する。
吉岡の指導で部員の志気は急上昇、演技もどんどん上達する。
地区予選なら今のレベルでも突破できる、その上を目指そうと言う吉岡。
ちょうどその頃、演劇の強豪校から中西(有安杏果)がワケありで転入してくる。
がるるの強引な勧誘に引いていた中西だったが、
さおりと話すうち、やはり演劇から離れたくないと思う。
こうして全国大会出場を目標に、猛練習に励み……。
普通に、というのか、かなり楽しかったです。
いったいどの子がももクロのメンバーなのかもわからないまま観はじめたわけですが、
とにかくみんなカワイイ。そして適度に熱い。
私の苦手な「がんばってるアピール」も強すぎることはなく、
青春っていいなぁと思うことしきり。
特にペッピンさんでもないのに、どんな役でも存在感のある黒木華ちゃんは、
本作では生徒たちを「君たち」と呼ぶカッコイイ女教師。
眼鏡がよく似合っていて、ハマっています。引き出しが多いですねぇ、彼女。
ホロリと来たのはさおりの母親を演じた清水ミチコの台詞。
漫画ばかり読んでいたさおりが演劇に没頭しはじめ、
しかも役者としてではなく脚本と演出に専念すると決めます。
受験勉強そっちのけで演劇のことを勉強するさおりから「心配?」と問われ、
母親は「そりゃ勉強してくれるほうがいいけどね」。
「だけど親は子どもに対してそればっかり望んでるわけじゃないから。
好きなことをしてくれたらいいなって思ってるのよ」。
大会を観にくる保護者の役で笑福亭鶴瓶や松崎しげるがちらりと出演。
客席への階段に浮かび上がったシルエットだけで誰だかわかる松崎しげるは、
歯だけ白すぎてワラける。
エンドロールは思いっきりももクロのPV。堪能してください。