きばなの硝子瓶

呑兵衛夫婦の日々の食卓

だめだめな日・・・朝餉・弁当・夕餉

2018-06-12 | 朝ごはん・昼ごはん

冷たい雨、今の気温は11℃、最低気温は8℃
ストーブ炊いてます、温風機も点けてます


さむくてさむくて、頭痛もとれずに鎮痛剤

今朝は、朝餉もお弁当もだめだめな出来だった




ウインナーは焦げてるし、なんかパッとしない



アスパラの牛肉巻き(ウスターソース)は美味しく出来たけど
卵焼きは焼き方を失敗してるし、詰め方も失敗してて汚い


こんな日もあるさ、味は美味しいぞっ




ゆうべは湯豆腐



おっとが風邪っぴきだし寒いしで、熱い湯豆腐にした


一回戦

◆鰹節と昆布の濃いめの出汁
◆酒・出汁昆布を結んだの

◆もめん豆腐
◆大根葉(間引き・ゆがいたの)

◆きざみ葱・おろし山わさび
◆生しょうゆ

 ・薬味・生しょうゆを器にとって、熱い出汁ごと豆腐をよそう

二回戦

◆絹ごし豆腐(すくって)
◆鶏もも肉(酒・できれば湯引きしたほうがベスト)
◆大根葉

◆きざみ葱・おろし山わさび(追加した)
◆生しょうゆ


箸休め

◆冷やしトマト
◆ビックリドンキーのマヨネーズタイプ




◆残った少量の出汁
◆ゆでうどん



◆生しょうゆ

 ・器に生しょうゆを注ぎ、熱いうどんをつけながらすする



食べ終わったら汗かいてた



あ~さむいよぉ~、ここは日本なのか~


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しき町

2018-06-12 | 本と映画の話

                      

今週の「日々ごはん」を読んだら、この短編を読んだと書いてあった

これは「棒がいっぽん」というコミックの中の一篇で
高野さんのなかで、いちばん好きなお話かもしれない


ここへ越してきた1週間後の晩、やっと荷物がすべて片付いて
自分の定位置にお布団が敷けた(それまでは段ボールの隙間)

やれやれと横になって枕元の灯りだけにする、みんな眠ってる

枕の横の本棚に、ちょうど「棒がいっぽん」と「黄色い本」が並んでいて
迷わずあたしは「棒が~」を抜きとって、「美しき町」を読みだした


時代は高度成長期あたりだろうか、どこか田舎の工場町
そこの社宅でささやかな新婚生活を送る、若夫婦が主人公

あるとき、考えの違いから隣人のいやがらせを受け
徹夜で、組合の名簿を作成しなければならなくなった

パソコンやプリンターのない時代、夫婦二人三脚でがんばる
そして最後の一枚が刷りあがったのは、明け方..................

インクの匂いがする部屋で、ホットミルクとクラッカーで一息つく夫婦
開け放した玄関ドアからは、工場が見える、モーターやブザーの音が聞こえる



「たとえば三十年たったあとで、今の、こうしたことを思い出したりするのかしら」
「子供がいて、大人になって、またふたりになって、思い出したりするのかしら」

とふたりそれぞれに、心のなかで思っている.......ってところで終わる


あ~よくわかる、こんなふうに思うときあるな
なんどもあったし、これからもあるのかなって

はじめて読んだときも思ったし、そのときの晩も「今夜のことも」って思った
いろいろ辛かったけど、無事に着地できてその夜は心が満たされていたから

だけど高山さんは違うふうな感想だったらしい、物語というのは面白いものだな


この物語のなかで、いちばん好きなシーンはここだ



裏山にのぼって「我が町」を眺めて日曜日をすごす

他の人達は、電車にのって賑やかな隣町へいき
ショッピングしたりして、騒がしく休日を過ごす

だけどこのふたりにはあわず

おにぎりもって、山をよじ登り(自分たちなりの道すじで)
いい風にふかれながら、町と緑と空を眺める........



そう!これなのよ、あたしの理想の「マニアックドライヴ」はっ
山をよじ登りたいって意味じゃなくて、こ~いうふうに楽しみたいわけ

観光地とか流行とか買物とか、そんなふうに人の流れに流されるんじゃなくて

なんちゅ~か

うまく言えないけど、こんなふに人生を楽しみたいな~と常日ごろ思うわけ

これを読むと、毎回「背筋がのびる」のだ


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする