『 クレムリンを無人機攻撃? 』
ロシア大統領府は ウクライナが無人機(ドローン)2機で
クレムリンへの攻撃を行ったが 迎撃した と発表
映像も 伝えられているが どうも不可解
ウクライナ本土からの攻撃は まずあるまいが
クレムリンに近い場所からの攻撃なら あるかも知れない
ただ クレムリン周辺に 易々侵入できたことも 不可解だ
真実は 何処にあるか分からないが
両国の戦争状態を さらに悪化させることになりそうなのが
とても心配だ
さらに ウクライナの猛反撃も 伝えられているだけに
和平への道が どんどん遠のいている気がしてならない
☆☆☆
『 真実の言葉は美しく飾られていない 』
「 信言不美 美言不信。 善者不辨 辨者不善。知者不博 博者不知。 (以下 割愛)」
『老子』第八十一章の全文です。 これが最終章です。
読みは、「 信言は美ならず 美言は信ならず。善者は弁ぜず 弁者は善ならず。知者は博(ヒロ)からず 博者は知(チ)ならず。聖人は積まず ことごとく以て人の為にして 己いよいよ有す。ことごとく以て人に与えて 己いよいよ多し。天の道は 利して害せず。聖人の道は 為して争わず。」
文意は、「 真実の言葉は美しく飾られていない 美しく飾られた言葉には真実がない。真の善行者は多弁を弄(ロウ)さない 多弁を弄する者は実は真の善行者ではない。真によく知っている者は博識ではない 博学とされる者は実はどれも真によく知ってはいない。聖人は自分の為に積まない ことごとく人のために尽くす。それ故にかえって自分のものを有するようになる。聖人は自分のものをことごとく人に与える。それ故にかえって自分のものが多くなる。天の道は 万物のものを利するのみで害することがない。聖人の道はすべての人々のために為し その功名を争おうとしない。 」
老子がこの章を最終章として書き残したのかどうかは分かりませんが、せめて、最終の部分だけでも学んで下さいよ、と言っているようにも聞こえます。
( 「ちょっぴり『老子』」 NO.88 より )