マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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岩室観音堂六月十八夜

2007年07月14日 08時15分57秒 | 天理市へ
天理市岩室町、事代主神社境内にある観音堂では6月、7月、8月の18日に十八夜講が祭事される。

同神社の宮座十人衆が執行される「十八夜(講)」は日が暮れるころに始まります。

お堂の前に「十一面観世音菩薩 法華(貴)寺什物」と書かれた垂れ幕を張ると地区の人が次々と灯明代を持って訪れます。受付を済ますと「○○さーんローソク○本」と名前の呼び出し。

夏祭りなどで見られる百燈明御供なのでしょうか、ローソクを棚に供えて火を付けて並べていきます。

定刻になると金蔵寺住職が到着して、花とスイカを供えた祭壇に向かいお経を唱えられます。

お堂の外では子どもらが大勢集まってくる。

今日は公認の花火大会の日でもある。

子どもらが楽しみにしてるんよと母親たちも笑顔で応える。

いつのころから始まったのか覚えてないが宮座衆らは夏祭りのはじまりじゃという。

三ヶ月間の18日に営まれる十八夜講。

今月は田植が終わった中休み、7月は草取りで中休み。

8月はなんだろう、盆休みかなっとおっしゃるが、いわゆる月見の月待ち籠りだとも考えられます。

(H19. 6.18 Kiss Digtal N撮影)