マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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八所御霊神社植付祭

2007年07月19日 08時27分32秒 | 奈良市へ
田植えを終えて梅雨に入ったころは野休みの一日。

米や野菜を植えつけて秋の収穫を祈る祭事を植付祭と呼ぶ。

奈良市秋篠の八所御霊神社の宮座衆は、水利組合や南北二つの池を管理する池守(いもり)さんらを迎えて植付祭が行われる。

農業に大切な水の源泉、降り続ける今日の恵みの雨に感謝して稲の豊作を祈願します。

宮司の祓えのあと神殿に向かって祝詞を奏上し厳かに神事を執行されます。

そのあと、宮司による御湯立て神事が行われます。

大釜に入れられた湯に洗米、塩、お神酒を順に注ぎます。

そして水引で括った笹の葉の束を手にもち御湯へ漬けると一気に境内に向かって祓い清めの儀式。

そのあと、列席者が次々と玉串を奉奠。

無事に神事を終えると大釜の湯は柄杓で掬い瓶に入れます。

この御湯は直会の場でありがたく口にする。

(H19. 6.24 Kiss Digtal N撮影)