夏神楽祭典を終えると「おせんどう」が始まります。
二年神主を先頭に太鼓を担ぎ打ち鳴らす2名の副神主、手に樫の枝葉を持つ氏子が続いて拝殿下から一の鳥居まで渡御。
一の鳥居には神饌が供えられており、一同が到着すると北方に向かって拝礼します。
この一の鳥居辺りは「モリガミさん」と崇められている地で、大昔しに白蛇が出たという伝承が残されている。
モリガミさん拝礼を終えると一同は拝殿に向かって戻っていくのですが、その道中に氏子は手に持っていた樫の枝葉を神主の襟元に引っ掛けていきます。
3往復する「おせんどう」の所作は珍しい儀式で終わるころには枝葉がびっしりと背に乗っかっている状態になります。
祭事の日は田の草取りをし終えたころで、夏の暑いなか四つんばいで行う除草作業したという。
葉を背中に乗せる意味は日焼けや夏病みをしないようにと実際の農作業の様相を映し出した日除け所作だろうと考えられます。
3往復する「おせんどう」はお百度参り(月ヶ瀬や山添では一万度参りがみられる)のようにぐるぐる回る形式と同じで、千回まわったと見立てているものでお千度(参り)が訛ったものと考えられます。
「せんど」とは「千度」ぐらいに数多い、たっぷりとかいう意味で、子どもの頃「もうせんど遊んだやないか、いいかげんにやめときや」と親やばーさんに叱られたことを今でも覚えています。
(H19. 7. 1 Kiss Digtal N撮影)
二年神主を先頭に太鼓を担ぎ打ち鳴らす2名の副神主、手に樫の枝葉を持つ氏子が続いて拝殿下から一の鳥居まで渡御。
一の鳥居には神饌が供えられており、一同が到着すると北方に向かって拝礼します。
この一の鳥居辺りは「モリガミさん」と崇められている地で、大昔しに白蛇が出たという伝承が残されている。
モリガミさん拝礼を終えると一同は拝殿に向かって戻っていくのですが、その道中に氏子は手に持っていた樫の枝葉を神主の襟元に引っ掛けていきます。
3往復する「おせんどう」の所作は珍しい儀式で終わるころには枝葉がびっしりと背に乗っかっている状態になります。
祭事の日は田の草取りをし終えたころで、夏の暑いなか四つんばいで行う除草作業したという。
葉を背中に乗せる意味は日焼けや夏病みをしないようにと実際の農作業の様相を映し出した日除け所作だろうと考えられます。
3往復する「おせんどう」はお百度参り(月ヶ瀬や山添では一万度参りがみられる)のようにぐるぐる回る形式と同じで、千回まわったと見立てているものでお千度(参り)が訛ったものと考えられます。
「せんど」とは「千度」ぐらいに数多い、たっぷりとかいう意味で、子どもの頃「もうせんど遊んだやないか、いいかげんにやめときや」と親やばーさんに叱られたことを今でも覚えています。
(H19. 7. 1 Kiss Digtal N撮影)