マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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高鴨神社宵宮寿々伎提灯

2007年11月14日 07時45分17秒 | 御所市へ
金剛山麓の神々しい高台に鎮座する高鴨(たかかも)神社は御所市の鴨神佐味郷の中心地。

毎年10月11日は秋大祭の日。

その前日は宵宮で佐味郷の4カ大字から寿々伎提灯と呼ばれる十二振り提灯が奉納される。

同神社手前の南側街道に大字の提灯が次々とほのかな明かりを灯して集まってくる。

大字毎に2基の十二振り提灯に西佐味からはひと際赤い子ども提灯2基が加わる。

一行が揃うと一列をなして同神社鳥居を目指す。

ひとつ目の寿々伎提灯が宮入すると神職が伴って拝殿前までゆっくりと進む。

両脇に設えた提灯台に括りつけるといよいよ宵宮が始まる。

結集した提灯の灯りが境内を明るく灯すと、雅楽が奏でるなか四人の巫女によるお神楽の舞いの祭典。

祭典を終えると神職によるご発声。

高らかにい、や、さ、か、と三唱して祭典を終える。

いや、益々栄えるという意味で「弥栄」と書き、ねぎらい感謝し一層栄えますようにと願いが込められている。

(H19.10.10 Kiss Digtal N撮影)