山添村春日ではオトナ祭りと呼ばれる春日の若宮神社の秋祭りが行われる。
春日のオトナ祭りは120年ほど前から始まった「春日の申祭り」よりも古く、家長男性主体の祭りでオヤ祭り、あるいは当屋に当たればエゾまで逃亡するぐらい散財するのでエゾ行き祭りとも呼ばれるもので、中世から伝統を守り続けていると伝えられている。
また、収穫したサトイモを大量饗応祭典で食することからイモ祭りともいわれている。
祭事を執行するのは北地区22軒、南地区18軒の家長衆で、当屋を担う地区は毎年交互に入れ替わる村祭りだ。
宵宮の早朝、幕が張られた当屋宅に地区の奥さん方は「当屋さんおめでとう」と、神饌や饗応に並べられるナス、サトイモ、ダイコン、ゴボウ、ニンジン、ショウガを持ってくる。
選ばれた手伝い六人衆が集まって早速下ごしらえ。
ダイコンは葉っぱを取り茎だけにして塩漬け(青漬)したものを重箱4箱に納める。
そして大切な饗応の目玉になるツルカメの造形物を作っていく。
ベイナス(以前は小さいナス)を彫刻等でカメの甲羅を模り足四つと尻尾を取り付ける。
手作りのカメさんは見事で立派な芸術品です。
一方、カヤの先にはミョウガ(花は尻尾)と赤トウガラシの嘴が取り付けられたツルが作られる。
マツとカヤをカメの背中に挿して出来あがった造りもののツルカメはオス、メスの一対を作り床の間に飾り、当屋家長の長寿を祝うものといわれます。
(H19.10.20 Kiss Digtal X撮影)
春日のオトナ祭りは120年ほど前から始まった「春日の申祭り」よりも古く、家長男性主体の祭りでオヤ祭り、あるいは当屋に当たればエゾまで逃亡するぐらい散財するのでエゾ行き祭りとも呼ばれるもので、中世から伝統を守り続けていると伝えられている。
また、収穫したサトイモを大量饗応祭典で食することからイモ祭りともいわれている。
祭事を執行するのは北地区22軒、南地区18軒の家長衆で、当屋を担う地区は毎年交互に入れ替わる村祭りだ。
宵宮の早朝、幕が張られた当屋宅に地区の奥さん方は「当屋さんおめでとう」と、神饌や饗応に並べられるナス、サトイモ、ダイコン、ゴボウ、ニンジン、ショウガを持ってくる。
選ばれた手伝い六人衆が集まって早速下ごしらえ。
ダイコンは葉っぱを取り茎だけにして塩漬け(青漬)したものを重箱4箱に納める。
そして大切な饗応の目玉になるツルカメの造形物を作っていく。
ベイナス(以前は小さいナス)を彫刻等でカメの甲羅を模り足四つと尻尾を取り付ける。
手作りのカメさんは見事で立派な芸術品です。
一方、カヤの先にはミョウガ(花は尻尾)と赤トウガラシの嘴が取り付けられたツルが作られる。
マツとカヤをカメの背中に挿して出来あがった造りもののツルカメはオス、メスの一対を作り床の間に飾り、当屋家長の長寿を祝うものといわれます。
(H19.10.20 Kiss Digtal X撮影)